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図書館人生3周目 [図書館]

私が今勤めている図書館の職員はジャスト15名。管理職1名の下に職員、
非正規フルタイムが各1名。図書館実務担当の2つの課に職員各2名、
非正規フルタイム各1名、非正規パートタイム各3名がいる。
非正規の任期は5年。みなジャスト5年の月末に退職し、その数週間前
に採用面接が行われ、1日から後任がそのポジュションにつく。
そして一年前の私がそうであったように、みな知れっとその席に座って、
ずっと前からいますけど?見たいな顔で仕事する。
引継ぎは前任者が残したファイルのみ。

私は毎日ヒマで書架整理して色々自分で仕事探してたのだけど、ある
時思い切って同じ課の人に「私の前任者は毎日何してたんですか?」
とストレートに質問してみた。そしたら「いつも自席にいたけど何して
たんだか私たちはわかならかった」そう。
私が思うにコロナで利用制限かかる前はそれなりに利用者もいて仕事が
あったんだろうな。コロナが5類に移行されてもここは利用制限かかっ
たまま。だからみな持て余してるんだと思う。
まずやるべきは利用制限を解除することかと。
先日、採用一年目の面接があった際、私はすかさず担当業務を増やして
欲しいと訴えた。面接の担当者はむしろみないっぱいいっぱいなのだ
と思っていたそう。そして業務分掌は私が思っているほど固定ではなく、
臨機応変に変更可能だそう。さらに利用制限も解除になるそうなので
願わば来年度は仕事が増えますように。


採用時、私に1から仕事を教えてくれた同じ課のフルタイムの方が
先月末で退職でした。その人は私の採用面接の時から案内をしてくれた
りあれこれ世話を焼いてくれて、その後は私とシニアの男性のボスとし
て仕事を采配してくれた。
辞める前に今まで手つかずだった未解決の案件も解明してくれた。
前職の図書館では最初の一年は新人扱いだったけど、この人は先輩風吹
かせることなく、最初から私を対等に扱ってくれた。「〇〇さんのやり
方でやっていいよ」と。
私にとって最大の幸運は隣に座ったこの人が親切な人だったことだ。
なので退職する時、なんとか感謝の気持ちを伝えたくて、前職場の同僚
で今はハンドメイドのお店を立ち上げてる人に眼鏡ケースをオーダーし
プレゼントした。ついでに最後に「ところでおいくつなんですか?」っ
てこれまたストレートに聞いてしまった。私が年上で気を遣ってくれて
たのかな?って思っていたのだけど、結果は年上だった!
お別れ会では沢山お話をして、その人は5年勤めていたけど朝が
ツライと感じたことは一度もなかった、こうして5年という限られ
た年月、15人という限られたメンバーでみなさんと仕事できた巡り
合わせに感謝していると言っていました。

私もわかる。ここはすごいホワイト企業だと思う。
トップの管理職が40代と聞きなおさら納得した。
今はパワハラ、セクハラの意識が徹底していてすごく神経使って
るんだと思う。男性でも給湯室当番があるし、毎月の休館日には
課長から差し入れがある!以前の職場、非正規スタッフの名前を
覚えない男性職員がいて、その人は本も投げてよこす人だった。
職場でもらった差し入れは私たち非正規にはまわってこなかった。
今は公平にくじ引きして配分してる。みなが気持ち良く仕事する
ために大事なことだよね。
シニアの男性や障がい者枠の方などを適材適所に置いているところ
も優良企業だと思う。

彼女の後任として翌日隣の席に座った若手はこれまた優秀な人だった。
知れっと座って初日からすごい勢いでキーボードを叩き始めたときは、
優秀な人がきてホッとした半面、”替えはいくらでもいる”が実証された
ようで複雑な気持ちだった。
でもせっかくの機会だから若い彼女とシニアの男性の2人から私の知らな
い知識や技術を吸収しようと思った。50代でこんな刺激的な日々が待って
いるとは昨年の今頃は想像もできなかった。

実は2月から図書館の空調工事が入り、今はエアコンが使えないため
図書館は休館中。事務室だけヒーター付けて、みな自席で作業してる。
書架に出られるのは作業員が休憩している昼休みだけ。
思い出せば2年前の夏、前職場の図書館の空調工事は、事務室内だけの
工事だったので通常開館しながら行われた。夏の工事はいくら扇風機が
入っても灼熱地獄だった。事務室内をあっちへこっちへ引っ越ししなが
らの工事で、今もまさに館内はそんな感じで懐かしさすら感じる。
前職でコロナで臨時休館になり、それでも出勤して仕事してた日々とも
重なって思い出される。今も書架に出れないなか退任する先生の返礼本
とか色々仕事探して作業してけど、その当時も本の除菌作業とか子供図
書館の展示物づくりとかイレギュラーな作業してた。
人を変え場所を変え、図書館人生は続く。



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