1年目の夏

この図書館で迎える初めての夏だからとか、発表会目前だからとか
ではなく、毎日あまりに暑くて複雑なことを考える余力がない。


今、何を思って毎日生活しているかというと、とりあえずこのペースを
守るという1点。週末まで働く余力を残す。4時上がりだけどなるべく
余計なことせずまっすぐ帰る。平日レッスンには行かない。夜は早く寝る。
仕事自体は全然楽で、かと言って眠気と闘うような単調なものでもないけど、
朝起きるのがツライのがいやので。朝バタバタしたくないのでお弁当作りも
今はしてない。電車通勤も楽なんだけど、駅から大学までこの暑さのなか歩
くのがツライ。なのでなるべく身軽にしたいのでお弁当は持たない。
靴も歩きにくい靴はおニューでも没。歩きやすい靴にはお金を惜しまない。
体力は週末のバレエにとっておきたいんだよね。


ちなみに今、職場で私たちがとりかかっている仕事は書棚の防災対策。
４月はじめに2回くらい大きめの地震があり、書棚の本が落ちる被害
があったのです。この図書館の書棚には上2段に落下防止バーが設置されて
いるのですが、大きな本が邪魔してうまく作動せず本が落下したのでした。
なので書棚からとびでるよな変形本をピックアップし大型本コーナーに
所蔵変更し、さらに書棚上2段に滑り止めのシートを敷くことになりました。
本の移動は割と力仕事なのでゆっくり自分のペースで広い書架で毎日
作業してます。「天に宝を積む仕事」ではないかもしれないけど、地震に
備えることは優先順位の高い仕事だと思うので。

その作業中、私の頭のなかにあるのは今まさに耐震工事の最中である自分
の母教会のこと。当初は新しい聖堂建築と盛り上がった計画が資金が足りず
に頓挫、今は耐震を最優先に改築工事中です。礼拝は同じ敷地内の幼稚園で
守られています。新しい聖堂の計画に一時はみんなの夢は広がったのですが、
コロナや戦争などで価格が高騰、資金ぶりに行き詰るとそれまで担当していた
建築の知識のあった役員はその役から降りてしまい、素人たちで引き継いで
なんとかここまでこぎつけたのでした。
改築が始まっても図面どおりに行かなかったり前途多難が続きました。
この件に関しては私もはたから見ていいて言いたいこといっぱいある。
でも今は黙って見守っている。んで遅ればせながら献金することにした。
あれこれ言わずに前に進むしかないんだと理解したから。
これが最善なのかどうかそんなこと考えてる時間はないのだよね。
お金が足りないという私たちではどうしようもない問題に際して、今できる
ことをやるっきゃないのよ。この教会の未来に対して今の時代の私たちがここ
で選択しなければこの教会の未来はない。
これが吉とでるか凶とでるか、そんなことは神のみぞ知る。

今の自分もそう。とりあえず前に進むしかなって毎朝自分を納得させてる。
あまりにこの転職劇がスピーディーだったため、いまだに気持ちが追いついて
ないのだと思う。あまりの環境の変化にまだついていけてないんだよね。
心のどこかでなんで私ここにいるんだろうって思ってるんだよね。
なにせ15年いた職場だから。
それと、倍働いてるのに収入が倍にならないことがモチベーション下げてる。
毎日働いてこれだけ？ってやっぱりモやる。20年前正職員として働いていた
時の収入が頭にあるからなおさらバカバカしくなるんだよね。
まあ将来どこかで上乗せされてるって信じて働くしかないよね。

月曜朝イチがカウンターって1週間の導入としては理想的なスタート。な～んも
考えずにとりあえずそこにしゃきっとした格好して座ればいいんだもん。
そこから徐々に仕事の感覚思い出していく感じ。バレエモードから仕事モード
に変換していく感じ。
なにがともあれ、進むしかない。週5日も5年もまだまだ始まったばかり。

、、、、来週末に発表会が迫り追い詰められた感が増してます（汗）
とりあえずコロナにだけはなりたくない。みんなで舞台に立ちたい。
今のこの感覚を私は知ってる。こういう夏を何度も過ごしてきたから。
仕事とバレエでいっぱいいっぱい。でも心のどこかでワクワクしている。
今は嵐の前に静けさなんだ。