再びの現役感 [図書館]
「流れる川の向こう側に行ってみたい」って言葉は今までバレエの
話をするときよく引用していた言葉だ。
向こう側はあきらめずにその道を歩き続けた人だけがたどり着ける
場所。年齢や環境にめげずに歩き続けていれば見られる風景がある、
と私は以前書いた。
今まったく同じことを仕事で実感している。
月曜の朝起きて出勤の準備をして家の外にでればもうそこには
川が流れている。通勤の波に乗ってしまえば自分も自動的に社会
参加できる。社会の構成員の一人として出演できるのだ。
それまで仕事せずに家にいることの罪悪感と昼間からバレエや
ボランティアしてることの違和感が心のどこかにあった。
今ひしひしと感じているのは「現役感」だ。
その昔、中学受験に失敗した後、私は地元の中学校の音楽室の
窓から都心に向かう電車をよく見ていてた。そしていつかあの
電車に乗って、その先の世界が見てみたいと思った。念願叶って
高校から電車通学、頑張って図書館に就職、結婚しても引っ越し
しても仕事は続けて、ついに出産で退職するまでずっと電車通勤
していた。仕事をやめた時点で私は通勤の波から降りた。
もう自分の現役は終わった気がした。
３年前フルタイムの仕事を辞退した時、私は電車通勤やフルタイム
勤務なんて自分には無理だと思った。それ以上に新しい仕事や人間
関係をイチから構築していくなんて面倒だと思った。
でもやっぱり心のどこかで颯爽とキャンパスに通う自分を思い描いた
り、ハローワークや市役所の窓口で月曜9時から出勤してる人みて、
私にもできたんじゃないだろうかと考えて悶々とした。
みすみす人生最後のチャンスを無駄にしたんじゃないだろうかって。
そんな私にめぐってきた再びのチャンス。
自分には無理と思われたそれらのこと、50代でもできた！
人間関係で毎日悶々とすると思いきや、全然大丈夫な職場だった。
４月から毎日電車通勤するようになり、出勤すれば自分の机と
PCがあり、自分担当の仕事があり、更になんと！会議にも参加
するのです！
同じ部署の職員2人、スタッフ３人と会議しながら動きます。
前の図書館では私たちスタッフに意見を聞かれることはまずなかった。
ここは皆いずれ自分たちがいなくなること前提に仕事してるから、
常に身辺整理してるんだと思う。そのための情報共有なんだと思う。
至極シンブルで良いシステム。
なんだろうこの現役感。社会に参加してる感。仕事を任されてる感。
毎朝行く場所がある喜びと、今日は何を着ようか、何を食べようか
考える楽しさ。
私がずっと羨ましく思っていた舞台に私も遅ればせながら出演
することができたのだ！
夕方の4時なにしてる？ってこれも何かのエッセイだったか化粧品
のCMだったか、私の記憶にずっと残っている言葉なのだけど、今の
夕方４時はちょうど退勤の時間で、私は職場を後にしてる。
初出勤の後、仕事を終えて最寄りの駅を出たときいつもの世界が違
って見えた。
服も鞄もいっさい新調することなく、今までの経験と知識で仕事
してる。いわゆる「やりがい搾取」の職種だけど、そのポストに
つくことがすでにステイタス。あの日、面接にきたのは私ひとり
ではなかったと後から聞いた。
先週、初給料だったとのだけど、実はとてもがっかりした。
だって週２で働いていた時とあんまり変わらない金額だったから。
コロナで5日休んだことを考えても倍の額にはならなかった。
今までなかった控除費目でかなりの額が差し引かれていたのが
大きかった。それらは年末調整で戻ってくると聞いたけど、むこう
は賞与があるのが大きいよね。って辞めた職場と比べてもしょうが
ないからやめよう。
今やってる仕事は自分の時給相応だと思ってるのでまあ納得してる。
私がやりたいと思っていた目録作りといった図書館の根幹の仕事は
ここでも外部委託だった。
私が主に担当してるのは寄贈雑誌、帳票、掲示物の管理。
でも自分に任されてるので色々工夫しながらやってます。
前任者が残したファイルをＰＣから発掘しながら、再構築しています。
6月からは業務日誌を付けようと思ってます。以前の職場のような
タイムスケジュールがないので、同時進行中の仕事が偏らないよう
管理したい。それが６月の目標。
今、目の前に５年という膨大な時間と自分担当の仕事が与えられた。
今まで私の頭の中は「介護」「更年期」「ガン」ばかりだった（汗）
来年の今頃どうしてるんだろうと考えると漠然と不安だった。
でも今はやるべき仕事が決められているため、前向きに５年とい
う時間を思い描くことができる。５年もあれば出来る事は沢山ある。
この時間を無駄にしたくない。毎日毎日が大事。
この図書館で過ごす夏や秋、冬が楽しみ。
先週、改札口で偶然以前ライン交換した前職場の彼女に会った。
そしたらなんと向こうからもう一人やはり職場に残った彼女が！
２人ならともかく、３人ってすごくない？
前職場に残った彼女たち、一人は４月から児童図書館、一人は
女性センター図書室へ異動し、それぞれに頑張っている様子。
通勤の波のなかで旧知に会えたことは嬉しい偶然だった。同じ時間
それぞれの場所で図書館の仕事してると思うととっても誇らしかった。
それともうひとつ6月の目標は家での時間の過ごし方。
今までのように膨大な時間を管理するわけでないので今こそ
スマホ断ちしたい。んで何をしたいかって図書館（前職場）
から借りた本を読む。そしてブログを書く。
月２更新が目標です。次回は次の発表会の話をしたい♪
話をするときよく引用していた言葉だ。
向こう側はあきらめずにその道を歩き続けた人だけがたどり着ける
場所。年齢や環境にめげずに歩き続けていれば見られる風景がある、
と私は以前書いた。
今まったく同じことを仕事で実感している。
月曜の朝起きて出勤の準備をして家の外にでればもうそこには
川が流れている。通勤の波に乗ってしまえば自分も自動的に社会
参加できる。社会の構成員の一人として出演できるのだ。
それまで仕事せずに家にいることの罪悪感と昼間からバレエや
ボランティアしてることの違和感が心のどこかにあった。
今ひしひしと感じているのは「現役感」だ。
その昔、中学受験に失敗した後、私は地元の中学校の音楽室の
窓から都心に向かう電車をよく見ていてた。そしていつかあの
電車に乗って、その先の世界が見てみたいと思った。念願叶って
高校から電車通学、頑張って図書館に就職、結婚しても引っ越し
しても仕事は続けて、ついに出産で退職するまでずっと電車通勤
していた。仕事をやめた時点で私は通勤の波から降りた。
もう自分の現役は終わった気がした。
３年前フルタイムの仕事を辞退した時、私は電車通勤やフルタイム
勤務なんて自分には無理だと思った。それ以上に新しい仕事や人間
関係をイチから構築していくなんて面倒だと思った。
でもやっぱり心のどこかで颯爽とキャンパスに通う自分を思い描いた
り、ハローワークや市役所の窓口で月曜9時から出勤してる人みて、
私にもできたんじゃないだろうかと考えて悶々とした。
みすみす人生最後のチャンスを無駄にしたんじゃないだろうかって。
そんな私にめぐってきた再びのチャンス。
自分には無理と思われたそれらのこと、50代でもできた！
人間関係で毎日悶々とすると思いきや、全然大丈夫な職場だった。
４月から毎日電車通勤するようになり、出勤すれば自分の机と
PCがあり、自分担当の仕事があり、更になんと！会議にも参加
するのです！
同じ部署の職員2人、スタッフ３人と会議しながら動きます。
前の図書館では私たちスタッフに意見を聞かれることはまずなかった。
ここは皆いずれ自分たちがいなくなること前提に仕事してるから、
常に身辺整理してるんだと思う。そのための情報共有なんだと思う。
至極シンブルで良いシステム。
なんだろうこの現役感。社会に参加してる感。仕事を任されてる感。
毎朝行く場所がある喜びと、今日は何を着ようか、何を食べようか
考える楽しさ。
私がずっと羨ましく思っていた舞台に私も遅ればせながら出演
することができたのだ！
夕方の4時なにしてる？ってこれも何かのエッセイだったか化粧品
のCMだったか、私の記憶にずっと残っている言葉なのだけど、今の
夕方４時はちょうど退勤の時間で、私は職場を後にしてる。
初出勤の後、仕事を終えて最寄りの駅を出たときいつもの世界が違
って見えた。
服も鞄もいっさい新調することなく、今までの経験と知識で仕事
してる。いわゆる「やりがい搾取」の職種だけど、そのポストに
つくことがすでにステイタス。あの日、面接にきたのは私ひとり
ではなかったと後から聞いた。
先週、初給料だったとのだけど、実はとてもがっかりした。
だって週２で働いていた時とあんまり変わらない金額だったから。
コロナで5日休んだことを考えても倍の額にはならなかった。
今までなかった控除費目でかなりの額が差し引かれていたのが
大きかった。それらは年末調整で戻ってくると聞いたけど、むこう
は賞与があるのが大きいよね。って辞めた職場と比べてもしょうが
ないからやめよう。
今やってる仕事は自分の時給相応だと思ってるのでまあ納得してる。
私がやりたいと思っていた目録作りといった図書館の根幹の仕事は
ここでも外部委託だった。
私が主に担当してるのは寄贈雑誌、帳票、掲示物の管理。
でも自分に任されてるので色々工夫しながらやってます。
前任者が残したファイルをＰＣから発掘しながら、再構築しています。
6月からは業務日誌を付けようと思ってます。以前の職場のような
タイムスケジュールがないので、同時進行中の仕事が偏らないよう
管理したい。それが６月の目標。
今、目の前に５年という膨大な時間と自分担当の仕事が与えられた。
今まで私の頭の中は「介護」「更年期」「ガン」ばかりだった（汗）
来年の今頃どうしてるんだろうと考えると漠然と不安だった。
でも今はやるべき仕事が決められているため、前向きに５年とい
う時間を思い描くことができる。５年もあれば出来る事は沢山ある。
この時間を無駄にしたくない。毎日毎日が大事。
この図書館で過ごす夏や秋、冬が楽しみ。
先週、改札口で偶然以前ライン交換した前職場の彼女に会った。
そしたらなんと向こうからもう一人やはり職場に残った彼女が！
２人ならともかく、３人ってすごくない？
前職場に残った彼女たち、一人は４月から児童図書館、一人は
女性センター図書室へ異動し、それぞれに頑張っている様子。
通勤の波のなかで旧知に会えたことは嬉しい偶然だった。同じ時間
それぞれの場所で図書館の仕事してると思うととっても誇らしかった。
それともうひとつ6月の目標は家での時間の過ごし方。
今までのように膨大な時間を管理するわけでないので今こそ
スマホ断ちしたい。んで何をしたいかって図書館（前職場）
から借りた本を読む。そしてブログを書く。
月２更新が目標です。次回は次の発表会の話をしたい♪
2023-05-31 18:14
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