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2022発表会 [バレエ]

今回の発表会は今まで以上にコロナに翻弄された発表会でした。
本番出演できたというだけで万々歳。
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思えばリハーサル開始の時点で私は息子の受験のため、一か月近く
レッスン自粛していたのだった。
本番3週間前にふたりのメンバーが相次いで感染、そのひとりと自主練
一緒にした私も一週間レッスン自粛。そして発表会1週間前になんと
チャイニーズ先生が感染。感染者が出るたびに私は自主的にレッスン
休みました。ここまできたら感染しないことが最優先と思った。
それはみな同じだったらしく、発表会前の代行レッスンは参加者も
少なく、レッスン後にリハだけやって帰る人が多かった。
一週間前に感染した人はまだ本番出られる可能性があるけど、
一週間切って発熱したらアウトだもん。もはやヴィンセント・ジョウ
の北京オリンピックの悲劇が他人事でなくなっていた。

今回はそんなんで思い通りに練習できず、そもそもグループもの
が少なく、発表会の「ハレ」「祭り」の雰囲気はほとんど感じら
れなかった。そもそも毎年やることに無理があるよね。
でも私的には大掛かりな発表会2年に一度やるより、バリエーション
一曲与えられ、それを半年かけて自分のペースで練習して、なおかつ
発表できる場があってちょうといいかなって思うようになった。
なにしろ最近のモチベーションはレッスン動画を上げることなので。
持続可能な大人バレリーナのあり方としてありなのかなと思っている。
コロナだしやること他にないし。

後半感染者が続出したというのが理由とは思えないけど、今回は自主練
多かったです。先生忙しかったのかな?私たちのアダージオほとんど
指導がなかった。みなレッスン後、お互いに曲かけして自主練した。
各自動画撮って各自で直すという。んで本番初めてメンバー全員が
揃う、という。でも本番のゲネみて思ったのは、まあ毎回思うこと
なんだけど、みなどーにかなってるの。己の事は己でどーにかしちゃ
うんだよね。みないい年した大人なので(笑)わかりません出来ません
でなく、各自動画見て研究してどーにかした、という感じ。最低限
の合同練習、場当たりでも経験積んでるのでどーにか采配できちゃう。

私も今回のバランシンのバロッココンチェルトは自分でどーにか
したよ。何せレッスン戻ったときにはすでにリハーサル始まっていて
振り渡しなし、一緒にレッスンしているメンバーはみな上手チーム
で常に一人で下手のパートを踊った。一人シンメに一人カノン。
下手チームに合流したらしたで、ダメ出しの嵐。やれぶつかりそう
なっただの、動線が違う、腕が違う、音が違う。私一人が直すの?
皆で合わせればいいじゃんって思いながら耐えた。
というのもバロッコ私にとってはどーでもいいナンバーだったので。
曲も単調で音ハメみたいな振付もつまらなかった。フォーメーション
の変化もなく、前の人見て踊ってればいいだけの作品。

バロッココンチェルトが面白くなったのは実に本番直前の全体リハ。
初めて第3楽章まで通して見た。私たちの踊る第1楽章が滴る「雫」なら
第2楽章は穏やかな「水面」、そして第3楽章は渦巻く「奔流」だ。
衣装もレオタードというシンプルな作品だけど、全員が揃うと迫力ある。
ゲストダンサーの先生とのパ・ド・ドゥも創作バレエっぽくてステキ
だった。
実際このナンバーは本番、ほとんどノーミスで踊れた。ダメ出しされ
たところは意地でも直した。色々ダメ出ししてきた人たちには本番
DVD見てみ?と言いたい。覚える気のなかった第3楽章のユニゾンも
本番までには間に合わせたし。何より、この作品が終わったときゲスト
ダンサーのシティの先生が珍しく興奮して「うまくいった」「良かった」
と舌足らずな日本語で話していたのが印象に残った。時々疲れてるのかな
~?っていうくらいテンション低い時もあるので、興奮してるの初めて
見た(笑)

自らリクエストして踊ったライモンダのアダージオとピチカートは
正直DVD見るまで成功だったのかどうかわからない。もちろん失敗
はなく、自分ではまとめられたつもりです。なにせ音楽がとても
美しいのでそういう雰囲気だけでも出せたかな?あの美しい前奏に
合わせてトウシューズの音を響かせながら登場するシーンは正直気持
ちが良かった。
ピチカートはあれだけダブルのターンを練習したのに、結局直前で
すべてシングルに直してしまい、さらに本番あれ?違う足でターン
してない?ってミスもしてしまった。
まあそういう失敗ってお客さんにはわからないと思うけど、とにかく
100%の出来ではなかった。
それでも衣装と照明の力でなのとか演出できたのではと思ってる。

コロナでダメダメの発表会になるかと思いきや、当日はなんとか
全員参加できたし、自分としてはミスやトラブルなく終え、やり切っ
た感がある。何をもって満足するか毎回思うのだけど、やはり最後まで
頑張ったと思えることが大切。事実、こうしてこの年で舞台で踊る
って大変なことだもの。整骨院通いもしたし、コロナに感染しないよう
レッスン調整したり、猛暑にバテないよう体力配分考えたり、当日
は当日で夜にピークがくるよう体力温存したり、、、一年でこんな
に頭も体もフル回転する日ってないのよ。終わった時の満足感半端
ないのよ。
正直今足りないのは打ち上げだけ(笑)やっぱり大暴露大会やり
たいよね。みんなで解放感に浸りたいよね。
ただこのコロナ禍、2019年発表会で「ナポリ」を踊ったグループ
と親交を深めていて、彼女たちとのラインのおしゃべりやオンライン
飲み会が唯一の楽しみなのです。昨年も発表会DVDを肴におうち
飲み会やりました。大勢で集まってあまりみんなとお話できない
飲み会より気心しれた人たちとの飲み会で十分かなと思うように
なった。

そして後日談。発表会後の初レッスンでバロッコ一緒に踊った2人
が発熱したことを知る。その夜、今度はなんとシティのゲストダンサ
ーの先生が発熱、その週のバレエ団の舞台「白鳥」のジークフリー
ド役を降板したとのニュースをネットで知る。
、、、なんか感染しないですんでるのってただの体質?発熱する
しないの違いってその人の体質なんじゃないかと。なんかすでに
自分も感染してるんじゃないかって気がしてきた、、、。
職場も感染者もしくは濃厚接触者がポチポチ出ていて、今月
2回も代わりに出勤してるんだよね。
、、、なんか喉痛い気がしてきた(汗)

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