2匹で過ごした日々

捕獲後も保護主さんの動きは早かった（笑）
なんと、その日の夜のうちに３匹を引き取り車中泊、翌日には
獣医さんに送り届けてくれたのでした。
ママちゃんは避妊手術後、保護主さん宅へ。手術直後は子猫に合
わせない方がいいそうで、うちにはケージがひとつしかないため
保護部屋で療養してくれることになりました。

そして２匹の子猫はその日のうちに我が家へ！

早速旦那のリモートワーク部屋にケージを出す。色々考えたのですが、
やはりトイレはここと教育したいので。おこじょちゃんたちも引っ越し
した当初はこの部屋からスタートした。そしてサキちゃんたちも最初は
この部屋でケージ生活した。

その日は発表会の舞台稽古があり、それが終わってから我が家へ
届けてくれました。

にゃんと！２匹とも男の子！え～ビビりのサビは女の子じゃなかっ
ったのこの子よく見るとグレーに黒の縞模様でサビじゃなかった。
２匹とも毛並みもよく、オメメパッチリで全然野良とは思えない。
ママちゃんがしっかり育てたんだな（涙）ママちゃんはまだ若く
どうやら初産。初産では２匹しか産まないこともあるそう。
幸い妊娠してなかったため堕胎はせず。さらに各検査もすべて
陰性。捕獲についで第二の関門クリアできた！ここで陽性だと
家の猫との共存も不可能だし、里親探しも難航するのでよかった。

実はこの捕獲の前、職場の先輩が子猫引き取ってもいいと言って
約束してくれていたのです。すでに猫飼ってる人で、度々譲渡会
の話もしていのですが、里親は手続きが面倒だからちょっと二の足
踏んでいたのが、たまたま仕事で一緒だったとき、野良猫親子の
話をしたら欲しいと言ってくれたのでした。彼女のこの約束が
あったからこそ捕獲へ踏み切れたわけで。

ただこの２匹を見ると誰がどう見てもアメショが可愛く、行動も
積極的でやんちゃで、誰がどう見ても選ぶだろうなと感じた。
実は私もこの子が可愛くて、欲しい！と強烈に思ったのでした。
でも２日目の夜くらいからアメショの夜泣ききが激しくなり、一睡も
できず。猫たちを見に行くと、アメショが半狂乱で暴れていて、
なんとケージから頭が出てきた。コワくなってケージから出すと
今度は２匹とも窓をよじ登り始め、リモートワーク部屋がカオスに。
う～ん、やはり外猫を家猫にする難しさを感じた。相当脱走対策
しないと。こんなんではアメショはちょっとおススメできないと
正直思った。

職場の彼女もめちゃめちゃフットワーク軽い人で、近所に住んでる
ということもあり、次の週の月曜にはお見合いに来てくれました。
正直私はドキドキした。やっぱり心のどこかでアメショが欲しいと
思っていた。でも決定権は彼女にある。私はアメショの夜泣き癖を
正直に実演つきで説明した。でもアメショちゃん、おもちゃにじゃ
れたりアピール十分。対してビビりちゃんは地味な容姿なので完全
影になってるし、臆病なのでシャーしかしないし、、写真撮ろうに
も影しか映らない隠れキャラ。
先輩は今いる先住猫がやんちゃなオスなので、最初は大人しいメス
が欲しいと言っていたのが、アメショの積極アピールに心を動かされ
「じゃ、この子」とご指名されました。フットワークの軽い彼女は
ササっともってきた袋にアメショちゃんを入れカンガルー抱っこで
帰っていきました。さよなら～～（泣）
その後写真など送ってくれ、ご家族もみんな喜んでくれたそうで
早速名前も付けてくれました。「虎鉄（こてつ）」くんだそうです。
先住くんがじゃじゃ丸くんなので、なんかやんちゃっぽいネーミングが
お揃いでかわいい。こんなかわいい子ペットショップで売ってても
おかしくないので、喜んでもらえて本当によかった。

そしてうちにひとり残ったビビりの黒猫ちゃん。この子は食べ物
にもがっつかないし、じゃれ方も地味だし、慎重派なのでハンモック
にも乗らず、おまけに写真映りが悪い（笑）夜泣きのアメショちゃん
がいなくなたったので安眠できるかと思いきや、一晩中めいいっぱい
泣き続けました。なんかキャラ変わった？
この子も名前をつけなきゃと思い、すぐ思いついたのがツキノワグマ。
なんか黒猫の子猫ってこぐまに似ているのです。アメショが虎なら
この子は熊ねってことでツキノワグマ「月」くんに決まりました
（続きは後日）

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