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Johnny Weir on DWTS [フィギュア・スケート]

ジョニーのダンシングウィズザスターズが終わりました。
ライバルのライサチェックから遅れること10年。後輩のリッポン君にも先を越されながらも
ジョニーはついにあこがれのダンスバトル番組に出演することができました。

ジョニーのインスタ見ていて、ここってDWTSのスタジオじゃない?って気が付いたのは
9月の初めだった。現役引退して10年もたってるジョニーがこの番組に出場するなんてまったく
予想もしていなかった。メダリストじゃないしオリンピック直後でもないし。
クリスティ・ヤマグチやナンシー・ケリガン、ライサチェックにメリチャリ、リッポン君も未来
ちゃんも一応みなオリンピックのメダル持っていた。
ハーディングはメダリストじゃないけど彼女の実話映画が公開された時期で”旬の人”枠?
なぜにジョニーが?引退して10年も経つのに?
ジョニーも昨年テレビドラマ出演などあり、アメリカのお茶の間にもそこそこの知名度という
ことなのかな?

そもそも日本人の私にはこの番組の「セレブ」の選定基準がさっぱりわかりません。
とりあえずハリウッドスター級の著名人ではないよね。
インターナショナルではなくローカルなセレブだよね。
まあ私が全部見たのってリッポン君出場回の26シーズンオンリーなので詳しくはないのですが。
リッポン君たちが出演したアスリート版はオープニングから力入ってた。
そりゃそうだ。ピョンチャンオリンピック帰りのアスリート達(それ以外のアスリートもいたけど)
の凱旋公演みたいな特番だったから。私的にはまさにオリンピックのEXに相当するお祭りだった。
特に若くてハンサムなリッポン君は最初からよいしょされてる感じがあった。
プレミア番組での座る場所とか話の振られる頻度とかリッポン君はいいポジュションもらっていた。
割り当てられたパートナーのジェナは実力もルックスも申し分なく、優勝を目指すのにはかなり有利
な立ち位置だった。
しかも出場者が8人だけ(だったか?)でたったの4週間という特番だったせいか、一人ひとりの前振
りが長く、ダンスバトルがあったりチームダンスがあったりお祭り感満載だった。

今回初めて見た通常バージョンは出演者も倍、放映回数も倍なせいか、一人ひとりの出演者の扱いも
あっさりに感じた。動画の編集の仕方が前回と違ってダンスシーンのみの配信で、前振りとか審査員の
講評シーンがカットされてたせいで、どの程度の得点だったのかがわからず。
何より痛かったのはコロナの影響で無観客ライブだったこと。
お客さんのいないスタジオってほんとガラ~ンとしてて、出演者の戸惑いが感じられた。
ワーとかキャーとかない空間で笑顔つくれと演技しろとかってすごい違和感なんだろうなあ。
今、全世界のアスリートやダンサーたちが体験してることなんだろうけど。

その他にも高齢の審査員のおじいちゃんや年配だった司会の男性も違う顔ぶれに変わっていて、審査員
同士もすごく間隔開けて座っていた。司会者のマイクは渡さず、各自でマイク持ってトーク。
そしてもうひとつ、バックダンサーが誰もいない!これも大きい!
前回はバックダンサー盛り盛りだったので、なんかやっぱりスカスカ感があった。

さて肝心なジョニーのダンス!
これはああやっぱりって印象でした。なんつうかスケーターのダンスだった。ズリ足で下半身動いて
ないの。振付のせいなのかなあ。もっとステップの沢山あるジャンルのダンスにすれば良かったのか。
氷上でのジョニーも確かにそうだったのだけど、運動量少なくて上半身でポーズとってる時間が長い。
氷上では風の流れや衣装の動きがひとつのポーズでもスピード感があったけど、フロアでは止まって
見えてしまうんだよね。
だからステップ盛り盛りのラテン系&クィックステップはとても良かった!
私的に良かったのは
4週目のジャイプ→
6週目のサルサ→
9週目のクィックステップ→
10週目のサルサ→

これらはどれもバンクーバーシーズンのSP"I love you, I hate you"とEXナンバー"Poker Face"
を彷彿させるダンスだった。メイクといい振付といいジョニーらしさ全開(笑)
現役時代、ムードミュージックみたいな単調な音楽をポーカーフェイスで淡々と滑るタイプのスケータ
ーだったジョニーが、オリンピックシーズンにあえて自分の殻を破るようなプログラムに挑戦したのが
あの二つのプログラムだった。あれはフィギュア界にとっては大きな挑戦だった。
ああいうラテン系のセクシーな振りとか表情はほんと妖艶なジョニーならでは。
やっぱりリッポン君とジョニーは似て非なるスケーターだと思ったな。

ジョニーが「陰」のタイプのスケーターならリッポン君は王道クラシック音楽を悲喜こもごもな表情
で表現できた「陽」のタイプのスケータ―だった。リッポン君はジュニアの頃からコミカルな演技とか
テンション高い系な演技も得意だった。
そのリッポン君が優勝した26シーズン、リッポン君が踊ったのは
1週目はキレッキレッのチャチャチャ
2週目はぶっちぎり笑顔のクィックステップ
3週目は耽美なモダンバレエ
4週目はプンプン怒って踊るミュージカルナンバー
さらにノリノリなジャイブと現代的なスリースタイルと、どれもテイストが違っていて毎週違う
リッポン君のエンターテナーぶりが楽しめた♪
4週間は確かに短かったけど、逆にハズレナンバーに当たってボロが出なくて済んだ。

もともと身体能力や柔軟性に優れたリッポン君に対して、やっぱりジョニーはキレがなかったなあ。
ジョニーといえば造形美だったものね、、、んで現役時代ならともかく、ジョニーももう36歳。
10年早かったら似合っただろう衣装やメイクが色々残念だった。

そもそもシングルスケーターに男性のパートって無理なのよ。
リッポン君の時も感じたけど、シングルスケーターって小柄で筋力もなく、女性と体格差ないので
サポートは難しいのよ。ダイナミックなリフトは無理だし、歩幅も変わらないのでターンとか難し
そうだった。さらにリッポン君はマッチョなゲイ?だったけど、ジョニーはマダムなゲイ??
なので、男女の絵柄にならないのよ(爆)


さらにジョニーに不利だったのはパートナーが新人だったせいか、いいナンバーは他の知名度のある
ダンサーに持ってかれてる気がした点。リッポン君の元パートナーのジェナが振り付けた「スワンレイク」
なんてバリバリマシュー・ボーンだったじゃん、、。今回のジェナの相手の男性、なんも踊ってないじゃん。
つうかもう一人ファイナルに残ったムキムキの男性もなんも踊ってないよ。
男性を隠すようにプロの女性ダンサーがいつも踊ってるの。んで男性がポーズとってる間に2回転まわって
たりジャンプしたり倒れたり3倍は動いてる。
あとリッポン君の回にも出てたけど、日本人から見るとどれも一緒に見える金髪美女。
露出度高い衣装着て金髪振り乱してのけぞってるだけでうまいか下手か、プロなのか素人なのかさっぱり
わからない。うまいことプロの男性パートナーがリフトして回してるからやっぱり全然踊ってないじゃん。

対して背が低いがためにサイドバイサイドで同じ振付で踊ったジョニーやリッポン君。
運動量が違うだろう~やってるダンスの難しさが違うだろ~~
他の男性、ただ身長差があり上背があるからなんとなく王子様感があるというだけじゃない??
シャツ脱いでムキムキな上半身や胸毛見せつけてるだけだよね??

今回、私が見ていてすごくうまいと思ったのはファイナルに残ったぽっちゃりした女性と途中で棄権した
アジア系の女性。同じぽっちゃりでも人相の悪い(失礼)のハーディングと違ってこちらは愛らしいぽっ
ちゃりで、笑顔がとてもよく、踊りは意外や意外にキレキレ。
逆に今回唯一の10代だった女の子はあれれなダンスだった。ガリガリの子供体型で未来ちゃんの相手役
だった彼がおじさんに見えてしまった。ジュニア版でちょうど良いのでは?
表情も硬く、ノリのいい音楽は良くてもしっとり系のダンスは柔らかさがなく。まあジョニーと同じく
セミファイナルでさようならだったから、まあそうだろうなと思った。

ジョニー、セミファイナルで脱落だったけど、10週も出演できて見せ場はいっぱいあったし、後一週間
で終わる番組なら私的に未練はないです。たっぷり楽しませてもらった感がある。
10年も経って楽しませてもらえるなんてファンとして幸せなことだ。アメリカで活躍してる姿見られる
と本当に安心する。ありがとうジョニー。そしてこれからも沢山活躍して欲しいって思う。

んでやっぱり私、リッポン君のダンス見たいって思った。←スケートじゃなくてダンス、というところ
はもはやスケオタを語る資格がないというか、ジョニーファンを語る資格がないというか。
ジョニーがスケート界を去り、自分も40代になり、もう楽しいことなんて何もないって思っていた
ところに現れたのがリッポン君で、メンタルヤバくても私にはまだ音楽や演技に感動する心が残って
るんだってわかってこれからの人生に希望が持てたのがリッポン君の"Arrival of the bird"だった。
今年はこんなで心浮き立つようなことが何もなく、何かこうスカーっと感動したいのです。
(昨年は息子の合唱祭があったのよ・泣)




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