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私のワークライフバランス [図書館]

このコロナ不況のなか、渡りに船のようにふってわいた転職話を蹴ってしまってから一か月。
即日内定を即効辞退してホッとしたのはその瞬間だけで、案の定悶々クヨクヨと自分の選択
について考える毎日。
不採用だったらともかく、わざわざその日のうちに連絡くれたのを断るなんてなんて罰当たり
なことしたんだろうと。
同じ職場で同じく失業手当もらってる仲間に「フルタイムの仕事が内定したらやる?」って
聞いてみたら、「正規だったら働く」いう人もいたし「慣れだと思う」という意見の人もいた。
主婦にとって生活における仕事の比率って重要だよね。
その人の持ってるキャパシティーも人それぞれ。
正規だろうが非正規だろうがフルタイムで働くママたちは沢山いる。
マイナンバーカードの受け取りで市役所行ったときや、失業手当の認定にハローワークに行
ったとき、窓口で応対してる女性たちを見てこの人たちも非正規なんだろうな、それでも毎日
通勤してるんだろうなと考えてしまった。毎日パリッとした服装して働く場所があっていいな、
自分にもできたんじゃないだろうか、とか。
内定を断りさえしなければ自分も今頃颯爽と?キャンパスに通勤していたんだ。
しかも自分がずっとやりたかった大学図書館での仕事。

「自分な好きな仕事をして毎日過ごせることほど幸福な人生はない」とは人生の真実。
私だって毎日コツコツ本の目録作って、装備する仕事ができたらどんなに楽しいかと思う。
私はけして「丁寧な生活」目指しているわけでないので、家事なんて最低限でいいと思っ
てる。「つくおき」とか「ミニマリスト」とか「オキシクリーン」とかそういうことに
凝るくらいだったら外で仕事してたい性分。オフィスに籠って黙々と仕事するの全然平気。

何より、コロナ禍の今、ヒマしてると小学校や幼稚園(教会)の除菌作業に駆り出される
のがイヤ。絵本サークル(小学校)は好きでやってる活動だし、教会の役員(幼稚園)は
引き受けた仕事だけど、除菌作業は正直そこまでやる?って思いながらやってる。
職場だってバレエ教室だってもちろん除菌作業あるけど、小学校や幼稚園はその比では
ないのです。一体いつまでこの作業あるんだろうって思うと、やはり仕事してる方がマシ
って思う。

それでもやっぱりフルタイムで働くことに躊躇してしまった一番の理由は以前も書いたけど
「毎朝5時半に起きてお弁当づくりは無理!」という超リアルな問題なんです。
たかがお弁当、されどお弁当。
任期が3年間なら親や猫たちは持ちこたえてくれそうだったし、何より旦那が在宅勤務に
なったのでチャンスと言えばチャンスだったんだ。
でもお弁当作りは毎日のこと。今、高2だからあと一年半じゃんと言われても、その一年半
毎日お弁当作るのは私なのだ。

学校の先生はよく「母親は子離れしてください。大学受験で親の出番はありません。親は
お弁当持たせて送り出してくれればいいんです」っていうけど、そのお弁当づくりが大変
なのよー!
このお弁当という母親がいないと成り立たないシステムはどうにかならないのだろうか。
働く女性たちのためにというならまずこのお弁当というシステムをなくし、給食を取り入
れて欲しい。

もちろん今だって幼稚園時代だって働きながらお弁当作りはしてるけど、職場が近いので
とりあえず息子が登校してから自分の支度ができた。電車通勤になったら弁当作りと同時進行
で自分の支度をし、息子と同じ時間に出勤しなければならない。15時半で仕事上がれるにし
ても往復2時間かかるので一日の拘束時間は今と同じ。
毎日お弁当と夕飯の献立考えるだけで終わりそう。
そういう生活がしたいかと言えばやっぱりノーだ。


それでもせめて月曜が休みだったら引き受けたかなあと考えてしまうのは、昔勤めていた大学
図書館も今の図書館も月曜休館だから。正職員として働いていた大学は神学校であったため教授
はみんな牧師で月曜は休校だった。代わりに土曜授業はあったけど、半日勤務だったので実質4日
+半日勤務だった。しかもその頃は実家暮らし→新婚時代で気楽な身分。
土日に夫婦でジャズダンスに打ち込み、月曜は家事の日として時間的にも収入的にも破綻のない
生活をしていた。

出産を機に退職、実家近くに引っ越ししたけど、私だけダンス教室は通い続けた。
私は平日育児して土日にダンス、旦那は平日仕事で土日は子守り、という生活になったのだけど、
私的に無収入なのに交通費かけてダンスを習うこと、家族を残して自分だけ楽しいことしてること
にジレンマを感じていた。

んで子供が幼稚園にあがるタイミングで今の職場に週3の非常勤として再就職。
幼稚園の送迎は父に、夕飯は実家で食べるという実家のスネをかじりながらの幼稚園生活だった。
土日出勤ありだったので土日リハーサルのあるダンスとの両立が難しくなり、遠方のジャズスタ
ジオはやめ、平日子供がいない時間に通える地元近くのバレエ教室を開拓した。
私が探し求めていた月曜レッスンのあるバレエ教室が近所にできたのは6年前。
週3日仕事、週2回バレエという、まさに私が理想とする「図書館」と「バレエ」をライフワーク
にした生活が実現できたのだった。

大人バレリーナのなかにはスタジオ掛け持ちして連日バリバリレッスンという人もいるけど、私的には
予算的・体力的に週2がベスト。
だからそれ以上はレッスンやらず、かわりに読み聞かせサークルとかPTAとかお金をかけず
にママ友と情報交換できるボランティア活動に参加するやるようになった。

でも今年に入って自動貸出機導入で仕事は週2、コロナの流行で絵本サークルは活動停止となり、
本当に毎日ヒマだった。バレエの発表会があったおかげで練習だけは十分すぎるほど出来たけど、
ほとほと疲れてバレエはもう十分やったと思うようになった。とりあえず発表会はもういいって。
でもだからと言ってフルタイムで働くようになって休みは週末だけという生活になっても、レッスン
やめるという選択肢はないだろう。でも夜レッスンは以前も試してたけど習慣づかなかったし、週末
レッスンなんか時間的・体力的にキツイんじゃないかと思う。
バレエも仕事もなんて欲張りなこと言ってる余裕ないと思う。


前述したハローワークや市役所といった行政機関に再就職したママ友は私のまわりにも何人か
いて、みな時短の週5勤務で働いている。彼女たちは下の子供が小学生になるタイミングで
学童に入れて働き始めているのだけど、それを聞いた時、私は7時間労働でも土日仕事でも
平日休みのある週3勤務の方が楽だと思った。日給にしたらそれ程の差はないし、何より自分は
長男幼稚園で再就職しているためブランクは人より短い。
週3のパートでも10年働けば子供一人分の大学資金にはなるのだ。しかも幸い息子が通うのは
全国的にも数少ない公立中高一貫校。学費なし、高校受験なし。
収入面を考えればどうしてもフルタイムで働かなければならない差し迫った理由はないのだ。
世のママたちはみな子供の教育費のために働いているのだから。
その点私はやっぱりライフワークという意味合いが強い。
細く長くでいいからずっと働いていたい。


今はすごく悔しいけど、これから50代を迎えるにあたりバレエも介護もというなら「自宅近く
の図書館」「自宅近くのバレエ教室」というのはやはり手放してはいけない貴重な存在だと思う。
勤務体制には色々不満はあるけど、この春半分以上の仲間が地域館に異動、掛け持ちになった
ところを自分は残ることができたのだから、やっぱりもったいないって思うのだ。

自分が本当にやりたい仕事は大学図書館の仕事だし、本当に出たい舞台はジャズスタジオの舞台
なのだ。そのことはこれからも変わらないだろう。
でも自分の生活をトータルで見たとき、どちらも実現したいなら、家庭と両立させたいなら、
半分叶えばそれでいいのではないかと思う。子育てを手伝ってくれた両親の介護は自分の役目
だと思ってるし。

ほんとにこの1か月ずっと後悔してきた。もし縁があるなら再チャレンジしたいという思いもある。
あるいは図書館の体制もまた変わるかもしれないし、コロナの状況もずっと続くわけではないだろう。
全部自分ではどうしようもないこと。
だから今私がすべきことは他を羨んで悶々と過ごすことではなく、自分のアドバンテージを活かし
満足度を高め、生活を楽しむこと。
「丁寧な生活」がしたいわけではないけど、おうち時間をネタに散々ブログ書いてきた。
後先考えずに保護猫飼ったことを後悔したと言いながら、猫をネタにインスタやってることも事実。
今までだってそうやっておうち時間を楽しんできた。

こうして文章に書けば自分も納得するかと思い、言い訳がましいけど書いてみた。
文章をまとめるにあたり、「仕事」というカテゴリーも作ってみました。


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