チャイコフスキーはもう踊らない

って宣言するつもりは全然ないのですが、今さらもう『くるみ割り』とか『眠り』とか、チャイ
コフスキーじゃないけど『コッペリア』とかは発表会で踊りたくないのよ。
散々発表会でやってきたし、なんつうか子供っぽい演目だと思う。

それでも前回の「雪のワルツ」ような群舞は踊ってもいい。
それから「チャルダッシュ」や「スペイン」なんかのキャラクターも大人向きだと思う。
でも例えば「宝石」とか「妖精」とかコッペリアの「夜明け」とか「時」とかのバリエーション
は若い子向けだと思うの。何気に難易度高いし（汗）
チャイコフスキーでも『白鳥』はウエルカムよ。特に３幕の舞踏会のシーンはどれも音楽ステキ♡
それから以前やった『ライモンダ』とか『ジゼル』『バラデール』なんかも大人向き。
私にもう少し身体能力とテクニックがあったら「黒鳥」や「白鳥」、『バヤデール』の「ガムザッ
ティ」とか踊ってみたかった。

チャイコフスキーの３大バレエ、ミンスクの『バヤデール』『ドン・キホーテ』なんかは
ほんとバレエの王道だと思う。、、、つまり曲がいいだけに踊りが残念なことになりかねない。
それに見合うテクニックと若さや華がないとって思うのです。
でももちろん大人のバレエ教室でもそういう王道バリエーションを希望するおばさま方はいます。
そういう衣装着て踊るのは自由です。グラン・パ・ド・ドゥもぶっちゃけ料金払えばプロの現役
ダンサーと踊れるんです。それが今のバレエ教室事情。

逆に私のように”ブルノンヴィル踊りたい”なんて希望出す大人バレリーナはあんまりいない。
なんつうか音楽は聴き馴染みないし衣装はエプロンだし振付は地味なスモールジャンプの連続という。
それでもマイナーなブルノンヴィルを希望する理由は正直難易度低いから。
無理な振付がないから。回転ものやジャンプ系、足上げ系とかで舞台でおっとっとするのが嫌なのです。
ブルノンヴィルのスモールジャンプは結構私好きなんだよね。
今までの発表会で踊ったトップ２が昨年の「ナポリ」であり2015年の「ポールとヴィルジニー」だから。
６人で代わりばんこに踊るあの構成はまさに発表会向きでおススメ。

なので昨年のクリスマス会後の打ち上げの席で発表会の申込書回収！されたときも、即座に”ブルノ
ンヴィルかキャラクター””トロワかパ・ド・シス”と希望を書いた。
やっぱりバランス系のアダージオとテクニック系のコーダが入るパ・ド・ドゥは無理かなと。
実は今回、一年くらい前からレッスンくるようになった元プロという男性が発表会に出ることになって
いて、私のようなプロのダンサーと組む経済力ない人にはねらい目だったのです。
いやもう最初見たときから”王子”だったから。んで年は同じアラフィフという願ってもない人材。
私的にもうちの旦那はじめ教室の男性陣的にも一緒に踊ってくれるセミプロいると踊れる曲の候補が
ぐんと広がるんだよね。女性グループで同じ振りで踊るより男性入った方が色んなフォーメーションが
組める。

んで年明け早々から呼びだされて希望を聞かれたんだけど、最初はその人とコンテをやらない？と言われ
それは遠慮した。コンテこそ素人がやっちゃいけないジャンルだもん。トロワならって強調しといた。
そしたらすぐに先生が”これでいきましょう”って動画送ってきた！！→「ラ・ヴェンターナ」？
（まさかの白黒・汗）

確かに私はブルノンヴィルがいいとも言ったしトロワやりたいとも言った。けどまさかブルノンヴィル
のトロワがこの世に存在するなんて知らなかったのです！（興奮）
ブルノンヴィルといえば「シルフィード」「ゼンツァーノ」「ナポリ」くらいしかないんだと思ってた。
「ポールとヴィルジニー」だって私たちが使った動画以外に見たことない。
いや～なんでも希望は言ってみるもんだ。不可能と思わずに。
ただあまりにも私の希望通りだったので後の二人の反応が心配だったのですが、王子は二つ返事で
承諾してくれ、もうひとりのいつもコンビを組んでる同じマンションの彼女も辞退しなかった。
私が第１バリエーション、彼女が第２バリエーションを踊ることになりました


２曲目の曲決めは色々な噂も飛び交い、先生曰くクレーム！？も多かったとかで難航しました。
かくいう私もクレーム言いました。二曲目が「葦笛」と聞いて、もう私チャイコフスキーは沢山
ですって。「葦笛」は子供時代踊ったことがあったし、今まで色んな発表会で散々子供が踊るのも
見てきたので曲自体新鮮味がない。子供っぽいというのが私の印象です。ごめんなさい。
「葦笛」に限らず今回先生が配役決めしながら没になった作品は多々あったらしい。
みんなの意見で多かったのが昼のクラスは昼クラスで夜は夜で練習できるのがいいとうこと。
んで先生が出した苦渋の決断？はボロディンの「韃靼人の踊り」を昼・夜クラスの２グループ？で
さらにみんなバレエシューズで先生の振付で踊るというものでした。

「韃靼人」や「シェエラザード」はかねてから先生やりたいって言ってたんだよね。私もそういう
今までやったことない曲、大人バレエ向きな曲がやってみたかったので自分もやりたいアピールは
していた。
何より「韃靼人」はフィギュアスケートでネイサンやワグナーが使っていた曲なのでよく知っていた。
先生の振付は初の試みなのでどうなるか未知数ですが楽しみに待ってみます


ついでに最近買ったレッスンウエア↓

安定のピンク＆パープル系（笑）

こちらはずっと欲しくて日本で販売されるや即買いしたものの、まだ着る場面に至らないウォーム
アップウエア↓

ルビアウエアのラップニットと韓国のメーカーのジャンプスーツ。
ジャンプスーツはこの動画の冒頭、ヤナ・サレンコが着ています。
ヤナ・サレンコもかなりブカブカっぽいですが私もブカブカで思いっきりカスタマイズしました。

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