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ロイヤルバレエ初鑑賞 [バレエ]

3年ぶりのロイヤルバレエ来日公演「ドン・キホーテ」。
千秋楽を当日券で見てきた!      主演はオシポワ&ムンタギロフ❣
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あれほど楽しみにしてきたロイヤルバレエ、なぜチケットを買わなかったかと言うと
演目が「ドン・キホーテ」だったから。てっきり新作「白鳥の湖」だとばかり思って
いて、テレビ放映も見ないで楽しみにしていたのになぜに「ドン・キホーテ」?
ムンタギロフの「ドン・キホーテ」はガラでも見てるのでわざわざ全幕で見る必要も
ないかな~っ思ったのです。
でもやっぱりあれだけロイヤルのDVD買ったりライブシネマ見に行ったりしときながら、
すぐそこに本物来てるのに見ないで帰国なんて後々後悔しそうと思い、思い立ったら吉日、
とばかりにすべてを放り出して東京文化会館へ向かった。
いくら平日といえど、ネットでも即日完売したというオシポワ・ムンタギロフの回を
キャンセル待ちの当日券狙いなんて最初からダメもとと思って行った。
先週の息子の総体の時と同じく、会場は遠くないので行くだけ行ってだめだったら帰って
くればいいんだって割り切った。

私が到着したのは当日券販売開始の一時間半前の3時半。だいたいそんなもんだろうと
思ってちょっと遅れて到着したところ私の前にはすでに2人並んでいた。なんとなく
前の方と会話してたら列はどんどん伸びて30~50人くらいに。販売開始の5時前に
は係の人が準備し始めたのでとりあえずチケット販売はあるんだとざわざわし始める。
5時と同時に張り出された紙にはB席、D席、E席は完売と書かれていた。
そして最初の一人がS席を買った時点でS席も完売。私の前の人と私がA席を買ったら
A席も完売。私の後ろの2人がC席を買ったらC席も完売。つまりその時で5枚しか
チケットは放出されなかったのです!
私実は旦那の分も買う約束で並んでたのですが、さすがに2枚下さいとは言えなかった、
、、許してっ
(でもその時一緒に並んでいた方と後で話したら8番目くらいに並んでいた人がS席の
オヘア監督の後ろに座っていたらしい。つまり開演直前に関係者席の放出があったらしい)


「ドン・キホーテ」を全幕見るのは初めてでした。
でもロイヤルのアコスタ版「ドン・キホーテ」はYouTubeでムンタギロフのリハーサル
映像を色々見ていた。
バジル青年がギターを持って登場するシーン(アコスタが直々に指導)やバジルとキトリ
が駆け落ちしてジプシーの野営地で踊るパ・ド・ドゥ(相手役は高田茜)など。
それから本物のギタリストが演奏するシーンやダンサーたちが掛け声をあげるシーンなど
のリハーサル映像も。
私自身は2001年、記念すべきキャサリンジャズダンススタジオ第1回発表会のバレエナンバ
ーで「エスパーダ(闘牛士)の踊り」をみんなで踊った思い出があります。

多民族でメソッドも様々なロイヤルはおそらく「白鳥」や「バヤデール」のようなきちっと
したコールドバレエがある演目より、こういうお祭り騒ぎ的演目の方が似合ってる。
お芝居のシーンもたくさんあったけど、その辺はキャラクターアーティスの存在が光っていた。
おじさんおばさんの役は実際のおじさんおばさんがやったほうがリアリティがある。
ドロッセルマイヤーやロットバルトなどクセのある役で有名なギャリー・エイビスは
今回主役のドン・キホーテを演じていました。「アリス」で王様演じていた俳優も出演してた。
わき役陣でも見たことある顔多数。あのキモノみたいな衣装着てコソ泥みたいな役やってた
少年はアグリくんか?なぜ東洋人男子はこういう残念な配役になってしまうのだろうか。
反対に長身の西洋人男子は闘牛士役が格好良すぎ。赤い衣装に赤いスカーフ似合い過ぎ。
やってることは難しくなくても並んで立ってるだけで絵になる。
ただ肝心の真ん中で踊ったソリストが「小さっ」ってなってしまって残念な感じに(セルゲイ
・ボルーニンの映画出てた人?)
そう、長身でなおかつ超絶技巧なダンサーってほんとレア。
長身でスタイルもよく、顔は甘い少年顔、なのにアクロバティックな動きが得意で女性並みに
柔軟性もあり、それでいてけしてドヤ顔せずにパートナーを立てるダンサー、それがムンタギロフ。
2年ぶりの生ワジム王子鑑賞。もちろん彼を見るために当日券ゲットしたのですから。

今回のパートナーは同じくロシア出身のオシポワ。体操選手のような身体能力で超絶技巧で鳴
らしているダンサーです。ヌニェスと同じく彼女もどちらかというとプリンセスより村娘役が
似合うダンサー、表情豊かでコミカルな演技も得意。ダイナミックなジャンプに高速回転は
さすがと思いましたが、ただムンタギロフやヌニェスと違ってかなり腕にクセがある。
グランフェッテやピケマネージュの時の腕の使い方は正直見たことないくらいクセがあった。
対してムンタギロフはどんなにアクロバティックな技をやっても絶対型を崩さない。
腕はアンオーをキープ、着地の足はきっちり5番ポジュション、つま先まで神経の行き届いた
足さばきは本当に見事。加えてどんな衣装も着こなしてしまうスタイル良さ。華のある笑顔。
舞台に登場しただけで”私が主役です”って言ってるようなものです。
だれが主役かわからない残念なスタイルのダンサーっているよね。
さらにルックスばっちりなのに踊ったらあれれ~な王子様も。
ほんとに一時間半待った甲斐があった。22000円のもととった。

フィギュアスケート観戦で嫌と言うほど体験したのだけど、生の演技見るのってほんと緊張する。
試合じゃなくても十分緊張する。いくらプロと言えども生の舞台では何が起こるかわからない。
舞台に立つということはお客さんに一挙一動を見られるということなんだ。ちょっとバランス崩し
ただけでもお客さんはあっと思う。ごまかしはきかない。曲の途中で疲れてしまっても最後まで
笑顔で踊らなければならない。ああ発表会怖いよ~~


「ドン・キホーテ」鑑賞の日は発表会までちょうどあと一か月という日でした。
まさにリハーサルと仕事の合間に見に行けたという感じ。
次の休みの日には久しぶりに本番用トゥシューズを買いに新宿へ行きました。
シルビアに直行し迷うことなくゲイナーを選ぶ。
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今回は緑の袋=ハードのインソールです。8.5Wide4Box(=24,5㎝の幅広)が私のジャストサイズ。
3足ほど試着して立った時足に痛みがなく、ソールにしっかりのってる感じがしたこの靴を選びました。
私、ゲイナーは色んなソール持ってるけどあんまり違いがわからない。
それまで履いてたグリシコなんかに比べるとグリシコが木靴の思えるくらいゲイナーは柔らかい。
だからハードでもいいかって思って買った。そして今回初めて買ってみたのが↑のシリコン製の
「カスタムフィット」というトゥパット。これロイヤルのダンサーのインスタで見たことあって
いいなって思ってたのものに似てる。
自分の指の形に合わせて形を整え、トウシューズと足の隙間を埋めるようにして使うのです。
私のようなギリシャ型の足にぴったり!さらに外反母趾の予防にもなる!
今回も2日ほどかけて苦労してリボンとゴム付けました。なにせゲイナーは生地が固い。
さらに踵が抜けやすい。今回も試行錯誤して結局、前回と同じやり方で踵にゴムをつけることに。

そして今日レッスン後のリハーサルで試乗してみたらあしらえたようにジャストフィットだった!
以前のエクストラは「仮面舞踏会」「バヤデール」「ジゼル」「パキータ」「エチュード」と
2016年から実に3年も履き続け、あまりにも履き心地が良かったので変えるのに勇気がいった。
最近、左足まで外反母趾の痛みを感じるようになり、いい加減落ちてきたかなあって感じたので、
このタイミングで思い切って変えてみた。
今更足慣らししてる時間なんてないので、一回目で吉と出て本当にホッとしている。
ゲイナーはやっぱり魔法の靴だな~~[ぴかぴか(新しい)]



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