SSブログ

リアル男子ママ [学校生活]

入学式でした。
前日までの雨も止み、澄み切った青空。
ひんやりした空気のおかげで桜もなんとかもちこたえてくれました。
同じ併設中学を卒業した80人の仲間と一緒に息子は今日から高校生です。

P_20190409_090741.jpg

同じ敷地内といえど生徒数は4倍に増え、教師陣も中学とはガラリと変わるのでやはり
高校は別物、という感じでした。
でも外部からくる親子のほうが不安だろうな。
すでに知り合い同士が固まっていたりすると焦ると思う。
でも喜びは外部生の親子の方が大きいだろうな。3年前の私たちがそうであった
ように、この学校への入学を許可された誇りと、新しい環境への目新しさで感動
ひとしおの入学式であるはず。なんだかつい昨日のことのようで懐かしい。

でもサプライズは今回もありました!
なんとなんと3年前の入学式で「○○さん?(←私)」と呼び止めてくれた
幼稚園時代の仲良しママの下の子と同じクラスになりました!子供たちにして
みれば9年もの歳月が流れているので初対面みたいなものだろうけど、私と彼女は
古い古い友達同士なのでここにきてまた一緒になれる喜びで盛り上がりました。
8クラスもあるのにやっぱりこれは何かの縁としか思えない。

彼女とは入学前にお互い話がしたくて会っていたのでした。
内部生と言えど高校のことや大学受験のことはてんでわかっていない私なので
彼女のお兄ちゃんの話が聞きたくて、なんと息子も一緒にお茶したのでした。
この兄弟のことは実は幼稚園の面接の時から覚えているんだよね。
思い切り普段着で行った私たちに対してその兄弟はきちんと蝶ネクタイしめて
きたのですごくよく覚えている。んで幼稚園の時から公文や英会話ラボなどに
通わせていたこともよく覚えている。お兄ちゃんの方は小学校では少年野球
やりながらお勉強もトップという”〇〇小の神童”と呼ばれていたことも知ってる。

小学校は別だったのにかかわらず彼女とは他の幼稚園ママ2人と一緒によくランチ
してたのだけど、お互い受験の話はしなかった。
なので私が中学、彼女が高校の入学式の時、ばったり校門で出くわした時は本当
にびっくりした。その時、弟くんも一緒にいたのだけど、ちょっとつまらなさ
そうな顔してたのを覚えている。自分だけこの学校の制服着てなかったこととかが
自尊心を傷つけたのかもしれない。お兄ちゃんが中学受験してなかったから、多分
彼もこの学校を受験したわけではないと思うけど複雑な気持ちになるよね。
その時の雪辱?をちゃんと晴らして制服着てきた!

この学校に中学受験で入った子というのは本当にレアなのです。
恐らく、今回高校から入ってくる子達の中には中学受験リベンジ組もかなりいることと思う。
それは私も中学受験時、進学塾の先生から聞いた。中学での合格率が10人に一人という確率
なので、みな高校受験まで視野に入れてこの学校を目指すのだと言っていました。
もちろんうちもそれは覚悟していた。本当に今改めて中学から入れた幸運を噛みしめている。
外部生が受験勉強している間、キャンパスツアーに行ったり卒論書いたり、ボストン行ったり
できたのだから。

でもただひとつ、それは負けた~と思ったのが彼女のお兄ちゃんが公文3科目をコンプリート
したという話を聞いた時。彼は現役で大学合格(しかも校内10名しか推薦されないという指定
校推薦)を果たしたばかりか、幼稚園から続けてきた公文を高校ですべて(確か)最終教材まで
達成したというのです。、、、負けたわ、、。
うちの子は中学1年で再開するもすぐやめちゃったから。学校の成績は15位内をキープ
してたからまあいいかって思って欲をく出さなかったけど、特に部活を引退した3年の
後半からは公文やってもよかった気がする。んで英検とかやるべきだった気がする。
その辺、誰も何も言ってくれなくてちょっと無駄に過ごした気がする。
でも息子に今から一科目でもいいから公文最終教材目指さない?と言ってみてもイエス
とは言わないのでした。まず学校に慣れてからと。中学の時もそれでやめたんだよね。
でも中学の勉強はかなりがんばったようなので私も無理は言わなかった。
私から見るともっと頑張れるって気がするのでなんかもったいないかんじ。

彼女とは別に入学式前にかつての幼児グループのママたちともランチしたのですが、色々
興味深かったのが、このブログのかなり初期の時代たびたび登場したママとその息子
たちの受験顛末を色々聞かせてもらったこと。
どこかにも書いたけど、息子の行っていた幼稚園&幼児グループは地域柄、セレブ(地元比)
な家庭が多かった。私の住む町は駅の南側はマンションが立ち並び転勤族が多く、対して
北側は昔からのお屋敷街で二世帯住宅も多い。私は南側の生まれなのだけど、親がクリスチャンで
あったため北側の教会幼稚園に通っていて、息子も同じ幼稚園に通ったのでした。
なにがセレブかってやっぱりママの服装が違った。TPOをわきまえたきちんとした服装
をしてくるの。私は度々冷や汗かいた。小学校(南側)では音楽コンサートの時ですら
みな子供はジャージよ。それとママたち仕事してない。小学校ではほとんどみなパート。
それもこれもパパの収入が全然違うのだと思う。学歴も違うのだと思う。

でも私から見ればセレブな彼女たちが今、口を揃えて言うのが受験には失敗したっていうこと
なんだよね。
セレブな彼女たちではあるけれど、私のまわりで中学受験をした子っていうのは誰もいなかった。
その辺はすごく堅実なママたちなのです。そして子供たちはそろってサッカー少年で、放課後は
公園でボールを蹴っているような健康的な子達でした。
ママたちの教養も高くて兄弟多いので情報網も広い。
対してうちは一人っ子で南側の小学校行っててサッカー少年というよりはゲーム少年。
あんまりネットワークの広くない私が担任の先生とサッカー部のママたちの薦めを受けて
ひとり抜け駆け的に中学受験させ、公立一貫校に入れたのでした。

公立中学に行って部活でもサッカーがんばって、っていう子は結構すんなり中3から切り替
えていい学校に入っちゃうと聞いたけど、ところがどっこい彼女たちの息子たちは受験で
苦労したらしい。本当に塾代返して欲しいくらい、と口をそろえて言っていたのが印象的
だった。私立なんて入学しなくてもお金とられた、って。
彼女たち曰く、受験と反抗期が一緒に来たと。んで成績もどんどん下がっていって結局
私立に単願で入ったとか滑り止めで入ったとか。

対して同じ南側の小学校行ってた子たちは同じく部活がんばりつつも、みな県立高校に
合格してるの。前期で一発合格できなかった子はランク下げつつも後期で合格してる。
私も含めみなパートしながらママチャリでスーパー行ってる感じのママたちだけど、息子
にはきちんと勉強させて、お金のかからない県立高校にお金いのかからない一般受験で自力
で合格させてる。みんながみんなきちんと受験をクリアした印象なのです。

私が勝手に分析するにやはりセレブ(地元比)な両親だと子供への期待が高すぎるんじゃ
ないだろうかということ。特に父親とうまくいかなくなったと聞いたので、やはり男親
とのコミュニケーションは思春期の人格形成に重要なんじゃないかと感じるのです。

私みんなとランチした時、例のサッカー部三送会の話したのです。うちの旦那ヒドイでしょ?
ってそしたらみんなの旦那は色々もっとヒドかった(汗)息子にも妻にも。これは子供も
反発するわな~って。うちの実家がそうだったからよくわかるのだけど、学歴の高い男親
って威圧的で息子が理想に沿わないとダメな奴って突き放すんだよね。特に長男に対して。
サッカー部三送会の話、その後どうなったかを報告すると、旦那が謝罪の手紙を書いた
ので私は水に流すことにしたのです。夫婦間の問題なんてごめんなさいの一言で解決する
問題がほとんどだと思う。そしてその一言を絶対言わない旦那がほとんどなのだろう。
だからうちの実家がそうであったように母親の心に中に「許さない」って感情が生まれて、
それが家庭内ですごく悪く作用してしまう。

うちの子育て、お勉強に関しては家系的なものでも親の手柄でもなんでもないけど、反抗期
がないことに関しては父親が威圧的でないことと私が父親の悪口を息子に言わなかったから
だと思ってる。
それと一人っ子には兄弟同士の力関係という家庭内のストレスもない。
私が中学受験で味わった挫折感も息子は経験していない。
中学校でみなが経験するいじめや先輩からのしごきの洗礼も受けていない。
今のところ息子の顔には十代男子にありがちな屈折とか反抗心とかそういった影は見当たらず、
高校受験もスルーしたうえ中学受験時もガリガリ勉強した経験がないためか、ガリ勉男子にあ
りがちな神経質そうな影もない。(←眉間のあたり)
本当にまっすぐでイヤミなところがない珍しい系男子だと思う。息子のまわりには何人かいるん
だよね、こういう顔した男子が。

高校ではこういった小6でしれっと高倍率制して温室育ちの3年間を過ごした内部生80人と、
公立学校の荒波にもまれつつ高校受験を突破した外部生240人が完全ミックスされます。
中学校と違って男子が若干多い構成。
この子達がどんな高校生活を送るのか、受験改革後の大学受験にどういう結果を出すのか、
はたまたどんな職業につくのか、私は今からすごく興味があります。







コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。