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昔の猫、今の猫 [猫]

20年前、新婚当時のマンションで猫3匹を餌付けしたときはその子たちの生い立ちは知る由もなかった。
他の誰かの家の猫だったのか、おこじょとおかあちゃんは親子だったのか、どーもちゃんとは姉妹だっ
たのか。おかあちゃんにはしっぽがなかったのだけど、生まれつきだったのか事故でもあったのか。
猫たちに聞いても答えてくれるはずもなく。

さくらママとサキちゃんは保護猫なので、保護主さんのブログを読めばこの子達の生い立ちはわかります。
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サキちゃんは今年6月頃、とある個人宅のお庭の多頭崩壊(家猫にせず避妊もしないため増殖=保健所から
相談)の現場で捕獲された22匹の子猫のうちの一匹です。その当時で生後二か月くらい。
ほかに兄弟従妹かと思われる8匹と一緒に保護主さん宅にやってきて、サキちゃんという仮名は"3番目の
キジシロ"という意味だそうです。
今現在、サキちゃん含めた5匹が里親に譲渡され、2匹は相変わらず里親会をハシゴしてます。
、、、う~んせめて後一匹となったらもらってあげてもいいのだけど、一匹残ったらもっと可哀そう。

そしてさくらママは前にも書きましたが5回出産経験のある外猫で、一年くらい前に捕獲されきのこさんと
いう仮名で里親募集中でした。捕獲された経緯を知りたくて保護主さん宅に来る前の他のポランティア
さんのブログをさかのぼってみました。
とあるマンションの一人暮らしの方が外猫に餌をやっていて、その猫が次々に出産し困って子猫の里親を
ポランティアさんに依頼したのが発端のようです。子猫を捕獲しても母猫は放し飼いしていたために子猫
がどんどん増え、ついにボランティアさんが母猫捕獲に乗り出し、最後に産んだ子猫たちと一緒に母猫
=さくらママを捕獲したそう。そして子猫たちと一緒に「えのき」「なめこ」「しめじ」の"きのこシリーズ"
!?として里親を募ったそうです。きのこさんはその後、その前に出産した子猫たち=「プラム」「ライチ」
の"果実シリーズ"?たちのいるボランティアさん宅へ移動、現在に至りました。
そしてこのプラムちゃんが以前も書きましたが、若くして病気で亡くなるのです。写真入りのその記事は猫を
看取ったことがある人には涙なくして読めない内容でした。"プラムも分まで幸せになろうね"というその
記事を読んだとき、やはり20年前、どーもちゃんを捕獲した時のことを思い出した。

どーもちゃんは餌付けしようにもなかなか人に慣れず、業を煮やして網で捕獲し、避妊手術をしたのでした。
どーもちゃんはすでに妊娠中で、獣医さんが子猫をお寺に供養してくれたのでした。この親猫の面倒見ること
で子猫たちには許してもらいたいとその時思った。だから猫3匹連れて決死の引っ越し大作戦!?となったの
です。ペット禁止のマンションだったので引っ越し業者に猫を運んでもらうわけにいかず、全部の荷物が運び
出された後素泊まりし、朝餌を食べにやってきた猫3匹を捕獲して車で新居に向かったのでした。
少しでも警戒されて逃げられたら最後と思い、本当に決死の覚悟でした。
どーもちゃんはその後15年間の猫人生をこの家で過ごしました。子猫たちの分まで生きてくれたと思う。

亡きプラムちゃんはきのこさんに柄がそっくりで顔はきのこさんよりパッチリお目目の美男子くんでした。
きのこさん=さくらママの目は小さくってちょっと眉間にシワが入ったような気難しい表情してます。
そして性格は保護主さんが言っていたようにクールでひとりが好きな子。自分の子猫にも割とクールだった
とか。養子?のサキちゃんはママや兄弟が恋しくてさくらママの後をくっついてあるいているのだけど、
それも疎ましいみたいでシャーシャ―言います。
さらに人間にも心を開いてくれません。スリしてくれないし、目線も逸らす。
「ここにいていいんだよ」って毎日言い聞かせているのですが、、、


でも不思議なことにけして人間嫌いの引きこもり猫でなく、保護主さんとこでもお客さんの接待部長?と
して活躍していたくらいで、人がいるところが好き。猫ジャラシをふると子猫と一緒に遊びまくります。
さらに保護主さんが「初心者向き」と宣伝してたとおり、と~ってもお利口猫です。
リビングではガリガリサークルにきっちり収まり、爪とぎは爪とぎ以外の場所でやらないしトイレも汚さ
ない、テーブルには乗らない、ゴミは漁らない。さらに食い意地は全くはっていなくてお行儀良し。
飼い猫の鏡です[ぴかぴか(新しい)]


対してサキちゃん。ソファで爪とぎ、植木鉢でウンチ、テーブルの上にもキッチンの上にも乗るし、ゴミ箱
からゴミ拾ってくるし、何でも口にいれちゃうし、、(ウンチに輪ゴムが入ってた)
もうケージに逆戻りか?!サキちゃんが無事お留守番できてるか毎日心配だよ~~[ふらふら]
オコジョに似てる!って思ったのですが、全然違うかも。背中の模様なんてしっかりヒョウ柄入ってて野性
的。でもお口の周りのおヒゲ模様は愛嬌あります。お目目はおこじょちゃんより離れていておこじょちゃ
んより下がっていて真ん丸。
子猫の無心さですっかり私に懐いてくれました。手術した猫は永遠に子猫のまんま。

対して子育て経験のある猫はどっしりまったりと動じず、佇まいがすでに母猫。
母性的でないにしてもさくらママのサキちゃんを見る目は母猫のそれなのです。
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くっつき過ぎないよう注意するサキちゃん
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でもペロペロしてくれたよ!

思い出すのは15年前、新生児の息子を連れて退院したとき、おこじょもどーもちゃんもみ~んな聞
きなれない泣き声に驚いて退避したのに、おかあちゃんだけがしげしげと泣いてる息子を見に来たこと。
授乳中もずっと観察されてた私(笑)やっぱり哺乳類の母なんだな~って。
さらに病気だったおかあちゃんが息子が3歳の誕生日の朝に亡くなったことも、なんだか3歳になるのを
見届けてくれたようで神秘的ですらあった[もうやだ~(悲しい顔)]

お目目のパッチリしたフォトジェニックなキジシロ猫のおこじょちゃんとサキちゃん。でもおこじょちゃん
はクールでサキちゃんの天真爛漫さはどーもちゃん似。
体の柄はどーもちゃんそっくりで顔立ちはおかあちゃんそっくりのさくらママ。母猫然としてる佇まいは
おかあちゃんを思い出させる。クールなところはおこじょ似。
昔の猫と今の猫。似ているようで5匹それぞれ違う個性を持っているようです[わーい(嬉しい顔)]

今は亡き3匹が一緒に写ってる貴重な写真を発見!![目]
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後方がどーもちゃん。(一緒に写ってると言えるのか??)




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