SSブログ

全日本を見ながら全米を想う [フィギュア・スケート]

どーしても誰かとスケート話がしたくて、古巣のジャズスタジオのバレエクラスに行ってきた[あせあせ(飛び散る汗)]

んでクリスマスプレゼント↓[クリスマス]
PC252906.JPG
スケアメのリッポンくんと、ルグリガラのワジム王子(ついでにダンスマガジン7月号)
出版関係にお勤めの旦那様がいる旧友にゴリ押ししてもってきてもらった[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
末っ子気質モロに発揮。このお礼はきっときっとします!!
って私このスタジオ来るのどんだけ久しぶりなんだろう??
んで来て早々スケオタのバレエの先生(毒舌)と普通にスケート話してるってどいうこと!?
(一応年末特別バージョン、「眠り」のアンシェヌマンやったけど)
ここの先生はジャズの先生バレエの先生ともに高橋大輔の大ファン(←これが私がこのスタジオ
と袂を分かつ一因にもなった・汗)んで今の立ち位置は羽生君より宇野君派。
先生に今やってる全日本の話を振ってみると、「女子は坂本さん」「男子は田中君」という予想で
結局その通りになった。

(以下、憶測注意!)


この大会、結局2枠目3枠目を決めるガチンコ勝負だったもんね。
蓋をあければ樋口VS坂本、田中VS無良の構図だった。
んでやっぱりGPSは重要だったなあと思った。以前読んだ本で「グランプリシリーズは選手
の選挙活動」って読んだんだけど、GPSで好調ぶりをアピールすることが大事だったんだと
思った。無良選手、結局最後の最後でジャンプ構成落としてフリーに挑んだけど、それで田中
選手に負けたんじゃないと思うよ。やるならもっと早くからこの構成で試合をまとめるべきだ
ったんだよ。たとえ表彰台に残れずともファイナルに出られずとも、失敗して演技を終わるよ
り印象はよかったと思うんだよね。作品をまとめて4位5位にでも入った方が。そしたらきっ
と全日本でもSPでもう少し下駄?はかしてもらえたんじゃない?だって結局その点差で敗れ
たんでしょ?せっかく3枠あったんだから3番手めざしてオリンピック出場だけを目標に戦略
練るべきだったでは?って思う。
無良君は守りに入って負けたんじゃなくてあの演技で表彰台を守ったんだと思う。
もしかしたら最後の全日本になるわけで、そこで同じ繰り返して作品破綻させるのでなく、
ペース配分考えて作品の完成形を見せたかったんだと思う。おかげでスタオベ・高得点だった。


坂口選手も田中選手もファイナル残ってないし実績もないしはっきりいってそれほど有力候補では
なかったけど、直前のGPSでいい演技してたから勢いがあって点数も出やすかったんだと思う。
あちゃ~って顔で終わるよりガッツポーズで終わったほうが印象がいい。
ってこれやってるのがアメリカ選手だと思うんだよね。試合後のインタでもいつだって強気発言。
日本人みたく「今日の出来は8割くらい」「納得いっていない」とかの謙遜は一切なし。
アメリカ選手はメディア用としか思えない満面のスマイルで「Grate! Enjoyable! Exciting!」
を連発し常にポジティブ。リッポン君もずっとそうだった。「4回転ルッツには挑むのか?」
という質問にはつねに「Yes」で「基礎点が高いから」って応えていて、事実必ず挑んできた。
でも成功した瞬間を見たことがなく。
まあライサチェックとかワグナー選手の強気っぷりもいつもお見事だと思っていたからそういう
メディア教育されてんだなあと思っていた。

全日本最終Gの男子はほぼ4回転入れていたね。みな単発だったけどそれでもリッポン君が単発でも
クワド成功させたの見たことがない。これも度々取り上げられる話題なんだけど「アメリカ男子は
クワドを重視していない」みたいな話。この間のファイナルでもジェイソン君とリッポン君は4回
転対決には加わらず、表現力、完成度で魅せる選手って扱いだったけど、私は少し違うんじゃないか
と思う。ジョニーやバトル(カナダ)もそうだったけど、回避するまでもなく結局跳べないんだと思うよ。
それはアメリカの練習環境うんぬんの話でなく、ぶっちゃけDNAの問題なんじゃないかと。
ロシア男子が表彰台を独占していた時代から今はアジア人の時代になった。それって4回転時代
に入ってそれに優位なDNA持った人種が残ってるんだと思う。
身も蓋もない話だけどどのスポーツだってそれは同じ。オリンピックはそれがより顕著にわかる
場所で、競技によって明らかに人種が偏る。いくら時代が変わらろうとも、人間が進化しようとも。
4回転に優位なDNAって憶測だけど骨盤の形とか重心の位置とかそういうものがこのジャンプ
の成功率を左右してるのかなと。

んでそれでもリッポン君やジェイソン君、ジョニーやバトルがそれらの選手と対等に戦うことが
出来てるのは新採点方がそういう採点方だからじゃない?ほかの要素を磨き、他のジャンプの
精度をあげることで得点稼ぐ。別に「表現力」といった漠然としたもので勝ち残ってきたんじゃ
ないと思う。リッポン君がずっと不調でここにきてようやく2年連続ファイナル残れるように
なり、フリーでジェイソン君を逆転できたのは3Aそろえることができるようになったから。
クワドより3A練習してきたんだと思う。3A二つの壁はクワド以前にアメリカ男子の壁に
なってるから。

それとアメリカ男子がクワドを跳ばない理由として考えられるは層の厚さ。
リッポン君はジュニアを2回制してるけど、それも18,19のときだよね?普通はシニア
デビューしてる歳。なぜならその上にジョニー、ライサという鉄壁がいてシニアのワールド
に派遣されなかったんだよね。ジョニーも16でジュニアを制するもオリンピック初出場
は21歳。同じ年代のジュベールやランビエル、プルシェンコや高橋大輔もみんな十代で
オリンピック経験してるのに、2002年の自国開催のオリンピック代表になったのはメダルを
とったゲーブルの他はエルドリッジ、ワイスというベテラン勢だった。
まず国の代表になること自体が大変なので、一発勝負・下剋上対決の全米では絶対ミスは
できない。やはり完成度で勝負するんだと思う。難易度の高いジャンプとんでミスして
プログラムが破綻するよりも、ノーミスでガッツポーズで終わってスタオベのほうが印象
がいい。スケートの生観戦していればわかるけど観客が一番感動するのもそういう演技。
でも層が厚いおかげで3枠揃えらるのは強みだ。3枠あればあと一年現役でいようってモチ
ベーションにもつながる。結果選手生命が長くなる。エルドリッジ→31歳でソルトレイク、
ワイリー→27歳でアルベールビル。ジョニーだってバンクーバーでは25歳。
28歳のリッポン君にだってチャンスはあるはず[パンチ]



書こうと思っていたことと全然違うアメリカ男子擁護の話になってしまいました。
自分が応援してる選手たちが「クワドレス」って汚名を着せられるのは聞き捨てならないと
いうか。
Jスポ契約したので明日から始まるロシア選手権を初観戦するつもりです。今季、リッポン
君と常に隣合わせで走ってきたボロノフの行く末を見届けたいです[ぴかぴか(新しい)]
それからもちろん全米、ユーロも久々に見るつもりなので色々比較してみようと思います。




コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。