SSブログ

白い鳥の似合う男 [バレエ]

以前からロイヤルバレエのこの動画が大好きでした。→
バレエ団のレッスンのライブ映像なのですが、何が一番興味深いかってダンサーたち
のレッスンウエアの着こなし方です。バーレッスンからセンターへと移るにつれて
ウォームアップウエアをどんどん脱いでいくので重ね着具合がよくわかります。
それからトゥシューズを履くシーンもあるのでどんな詰め物してるかもわかる。

そして何よりいろんな有名ダンサーたちの素顔が見られるのが楽しい♪
2014~2016と3バージョンあるのですが、ロイヤルの看板スター、スティーブン
・マクレイ、エドワード・ワトソン、女性ではサラ・ラムやマリアネラ・ヌニェス、
日本出身の崔由姫などなど、そうそうたるメンツがポーカーフェイスでレッスンしてます!
あの「バレエ・ボーイズ」のルーカス君も発見!→(1:00~)
今回改めて目を皿にして探したところワジム王子も発見!!→(26:00~)

「二羽の鳩」、見てみました[るんるん]


すごくよかった♪ほんとお芝居という感じでした。
解説書も英語でよくわからなかったのですがだいたいこんなストーリー(注:含マイ解釈)

舞台はパリ?のアトリエ。ワジム王子扮する画家の青年が恋人をモデルに絵を描いています。
でも彼女はバルコニーの鳩が気になるらしくちっともじっとしていなくて、彼を怒らせて
しまいます。完全にふくれ面のワジム王子。王子らしからぬぶっきらぼうな演技は
は子供っぽくて笑えます。(←それでも踊りの時はしっかりサポート)
そこへ近所の老婦人と彼女の友達たちがやってきて仲裁に入ります。
そこで踊る二人のパ・ド・ドゥがステキ。パ・ド・ドゥというより二人が交互に楽し気に
踊る感じで、至る所に鳩の動きを模した振付が入っていて可愛らしい雰囲気。
そこへ窓の下を通りがかったジプシーの一団が突如乱入。その中にいたジプシーの踊り子
に夢中になってしまう彼。今度は彼女をモデルに絵を描き始めます。当然、恋人の彼女は
心穏やかではありません。二人の女性のガチンコ勝負の踊りはかなり笑えます。
ジプシーの一団が去ったあとも心ここにあらずの彼。ついに彼女の制止を振り切って出て行
ってしまいます。

二幕の舞台はジプシーの野営地。どうやら彼らはスリなどしている犯罪集団のよう。
そんなことも知らずに踊り子を追ってやってきたワジム青年。ジプシーの少年のソロや男性、
女性の群舞は華やかでエネルギッシュで見所となっています。彼も彼女に言われるがままに
踊りを披露。これがまた掃きだめにツルみたいに爽やかな踊りで♡ 長身なためまるで鳥が
はばたくようなスケールの大きさ。それでいながら常に折り目正しいポジションを崩しません。
振付も普通のクラシックではないかなり独特な動きが入るのですがそれでも乱れない!
ソロでもペアでもステキだわ~~きちんと見せ場をもってったわ~~
結局ジプシーの頭領の怒りを買い、ワジム青年はボコボコにされロープでぐるぐる巻き
にされ放り出されます。
そんな彼のもとに飛んできた一羽の鳩。恋人のことを思い出した彼は彼女のもとへ。
恋人に捨てられた彼女は羽を折られた鳩のように打ちひしがれている様子。
そこに肩に鳩を乗せた彼が戻ってきて彼女に許しを請い、次第に喜びにあふれた
パ・ド・ドゥに変わっていっていきます。最後にポーズをとった二人のもとへもう一羽
の鳩が舞い降り、二匹のつがいになって幕が下ります。このエンディングもとてもいい[グッド(上向き矢印)]
どうして鳩が逃げないのかとっても不思議[目]


王子が二股かけるところ、悔い改めて許しを請うところなどはバレエ作品のお約束ですね。
→「白鳥」に「ジゼル」、「バヤデール」。
ただこちらは至るところに鳩の動きが入ったりでコミカルな振付で、音楽も明るく華やかなので
与える雰囲気はまったく違います。彼が浮気してひどい目にあう展開や彼女が相手の女の子に
ガチンコ勝負挑むところなどは「コッペリア」に近いかも。(←ジゼルもニキヤもそんなことしない)
ワジム王子が普通の青年演じてるところと胸のすくようなスケールの大きい踊りが見所です[ぴかぴか(新しい)]
パートナーはバレエ団でも数少ないイギリス人プリンシパルのローレン・カスバートソン。
華はないけど(失礼)踊りは正確で、表情豊かにコメディエンヌぶりを披露しています。

最近買ったレッスンウエア
P6122867.JPG
練習用チュチュはいつも人のを借りてたのでネットで見つけてポチりました。ついでにリハーサル
の時チュチュの下に履く長めのレッグウォーマーも。ニットパンツみたいに見えるくらいの長さが
ポイントです。

コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。