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気がつけば受験生の母 [学校生活]

中学受験を控えた子どもたちにとってこの二学期はまさにラストスパートの時です。
年が明けたら本番あるのみなので。
そして中学受験を控えた全てのママたちと同じように、私の頭の中も受験のことで
いっぱいです。なんだか大きなかたまりがノドにつかえているような気分です[ふらふら]
模擬試験の結果に一喜一憂し、塾の先生にはしょっちゅう電話するわ質問するわ。
先生はカウンセラーじゃないっつうの(汗)そんな先生もまず大丈夫だろうと太鼓判を押して
くれているのだけど、それならばなおのこともしものことがあってはいけないといらん心配する
のが親というもの。
当初一番心配だった抽選は幸い実施されず、なんとか試験会場へ行くところまでは許されました。
受理票が届いたということはこちらが提出した書類も無事届いたということでまずは第一段階
クリア。

そして今の一番の心配事は体調管理。インフルエンザの予防接種どうする??
なにせ昨年心を鬼にして予防接種を受けなかったら小学校入学以来初めてインフルエンザ
にかからなかったという事実があるので本当に悩んでしまう。インフルエンザのような症状が
出つつも陰性だったのです。これって予防接種を受けなかったことと因果関係はあるのだろうか?

先週、大事な模試の朝に発熱した息子。出発する直前になって熱が下がり、朝食も食べずに会場
に向かいました。こちらは夏休みからの途中参戦組なので、こういう模試はできるだけ外したくな
かった。全体順位や苦手分野なども知りたいので、どうにか受けることができてよかった。
本番直前にも模試があるのですが、先生は直前に結果がわかっても対策の練りようがないので
むしろ受けないほうがいいという意見なのです。心理的な問題として。
でも私としては試験本番での時間配分とか不測の事態とか色々シュミレーションできる貴重な
機会なのでできれば受けさせたいのです。

「中学受験は親が9割」という本があったかなかったは知らないけど、実際判断を下すのは先生
でも本人でもなく母親なのだ。結局試験の申込みするのも医者に連れて行くのも私だから。
恐らくどの家庭でもそういう判断下すのは父親ではなく母親だよね?
なのでこんなとき頼みの綱は職場やサークルの先輩ママたちだったりします。
彼女たちの答えはみな単純明快でした。
小6や中3といった受験の学年では予防接種はやはり常識だと。たとえ受験せずとも受けておく
のがエチケットだそうです。確かにそうだ。予防接種はいざというとき免罪符なんだと納得。

11月の模試も直前に結果がでて一喜一憂するくらいなら最初から受けない、というのも一理
あるけど、だったら結果はいらないから本番と同じ条件で試験だけ受けるという選択肢もありかと。
じゃないと12月の本番までちょっと間が空きすぎる気がするのです。それにそもそもその試験で
手応え感じれば自信につながるというポジティブな捉え方だってあるよね?
どちらを選んでもクヨクヨするのならやって後悔したほうがいい。
要は今できることは全てやっておきたいのです。


塾の保護者会での”本番までの残り2ヶ月をどう過ごすべきか”という質問に対して、回答は
”つめ込まない”とのことでした。
でもそれは”今できることは全てやる”ということとは矛盾してないと思う。
つめ込むというのは学校生活も習い事も遊びも全て犠牲にして勉強のみに打ち込むやり方だ
と思う。そういう根のつめ方はダメだと。
特に暗記中心の私立受験と違い、公立一貫校の適正問題は読解力や表現力が問われる問題
なので、知識をつめ込むような勉強方法は不向きなはず。
学校生活や読書や娯楽にこそテーマは潜んでいるのです。

要は通常モードで生活することがこの時期の過ごし方として最良かと。
最後の小学校生活、ひとつひとつの出来事を大切にして欲しいです。
私自身もそう思いながら読書集会の練習してます。
何より親がピリピリするのが一番よくないよね。そういう雰囲気は子供に伝わってしまうから。
長期戦であればあるほど、通常モードでいかないと参ってしまう。

うちの子は私の目からみるとかなりタフなタイプだと思う。
デリケートな子だったらそもそも受験はさせなかった。なにより今のようなどっちつかずの
状態に私も子供も耐えられなかったと思う。そういうのがイヤでアンチ受験派だったんだもの。
小学校時代くらい世知辛い競争とは無縁であって欲しいと思っていた。
でもまわりに「受験しないの?」と言われ、息子を見てみるとすっかりもうお子様から卒業して
いて、パワーを持て余してる感がありありだったのです。
特にやりたい部活もないまま公立行って、一年から塾通いしてたんじゃ学校生活の意味ない
のかもしれない。
担任の先生はそういうことは経験上お見通しで、それで親の私に公立中高一貫校の存在を
教えてくれたんだと思う。「公共性のある人間」「社会のリーダーの育成」といった公立一貫校
が掲げる教育理念も私の理想にかなったものでした。

なにより昨年のわが校初の合格者がサッカークラブの主将やってた子だったというのが私の
心を動かしました。その子はサッカーやりながら小6の夏期講習から勉強して見事10倍の壁を
突破したのです。それってサッカーを頑張った部分も評価されての合格だったのだと思う。
もともと文武両道、勉強だけでなく他の分野でも好きなことを見つけて欲しい、バランスのとれた
人間に育って欲しいというのが私の理想でした。
私立受験というと勉強に偏っている気がしたし、公立中学というと部活をしに行くところという
印象が強くて。
うちの子はご存知のとおりサッカークラブは途中でやめてしまったのだけど、以前その子を受け
持った担任の先生も塾の先生も息子とその子はタイプが似ているというのです。
なのですっかりその気になり一発勝負にでることにしたのです。
超高倍率、最難関校と知ったのはその後のことで、、、

私が中学受験に反対だったのは何を隠そう自分が失敗しているから。
憧れのお嬢様学校には入れないとわかったとき、地元の校内暴力の吹き荒れる中学校がどんなに
色あせて見えたことが。私の灰色の十代の始まりでした。
そんな経験して欲しくないんだよね。そんなことで曲がって欲しくない。
ダメだったときのフォローをどうすべきかが、そんなことまで考えてるとほんと夜も眠れなくなります。

聞き取り試験の練習用にと星野道夫さんの著作をめくっていて、こんな言葉に出会いました。
「思い煩うな。心のままに進め」
もし担任からの薦めがなかったら、息子は違いなく今頃時間を持て余していただろう。
おかげで小学校最後のこの時期、密度の濃い時間を過ごすことができた。
この道の先に何があるかはわからないけど、間違ったことはしていないはず。
背中を押してくれるような言葉です。



タグ:中学受験
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