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Fantasy on Ice 2014 in 幕張 [フィギュア・スケート]

怖いもの見たさに幕張行ってきました~~
最近のアイスショー&試合観戦はもっぱら姉の付き合いで行ってる
邪道なファンです(←バナーもってくれる相手が欲しいらしい)
おかげでアリーナのかぶりつき席で観戦することに。

ファンタジーオンアイスを見に行くのはは2010年新潟公演以来らしい。
あの時はゴスペラーズとのコラボでGJだったのだけど、今回の郷ひろみは
かな~りいただけなかった。本人も場違い(失礼)って自覚してたっぽい
ところがちょっと笑えましたが。あのボーカルで滑るのはスケーターも
きついだろ~って思ったわ。
そんなんで今回はグループナンバーもあまりストーリー性もなく、バックダンサー
&スケーターたちも持て余し気味に感じました。、、、、もったいない。

男性シングルスケーターは充実してました!
やっぱりそれ目当てのファンも多いのでしょう。
外国勢はランビ、ジョニーを筆頭にFOIに縁のあるキャンデロロ、羽生くん
つながり?でフェルナンデス。
自らの滑りに没頭するかのようなランビに対し、ジョニーは衣装から振付まで
”魅せる”ことに専念したプログラムでした。←悪くなかったです(おい)
もっと悪ノリしてるんじゃないかと心配だったのだけど、ギリギリアートだった
気がするし、やはりジョニーは美しいから絵になるのよ。
キャンデロロはかつての自分のパロディ専門になっちゃったね(笑)
いやその世代だったから涙流して喜んでます!
キャンデロロってほんと日本に縁があるスケーターだね。
長野のダルタニアンに幕張でのゴットファーザー。あの時ってSPもフリーも
ゴットファーザーだったんだよね?テンくんの「アーティスト」もそうだけど、
SPとフリーで同じ映画の曲を使うのってスートリー性があって好きだわ。
最後のお辞儀のポーズって馬に乗ってるんだっけ?マーロン・ブランドの物まね?
なんのジェスチャーなの~~??
ダルタニアンの時は剣をしまうジェスチャーだったよね??
んで長野で一緒に表彰台に乗ったクーリックとストイコも一緒にやったんだよね!!
懐かしすぎて興奮しました。ってかなり本人お疲れモードでしたね。

そして日本人!!なんとなんと高橋選手と羽生くんが同じ舞台に!これって
ライサとジョニーが一緒に並んでるくらい微妙~な空気を感じたのは私だけ?
いやライサとジョニー以上に複雑な関係じゃない?
まわりもどちらを立てればよいものか気を使うよね?
スポンサーのやらせっぽいトークショーもあって、変な汗かいてしまったよ、、、
この2人以外でも織田くんに町田くんに日本人男子スケーターもめっちゃ充実
してました。
でもこうして羽生くんという究極の勝ち組前にしちゃうと高橋選手も織田くん
も立ってる場所は一緒かなあって思ったなあ、、。
だって2人とも遜色ない滑りだもん。
2人ともまだまだ現役でも十分通用しそうな身の軽さ正確さで、なおかつ踊りの
魅せ方も心得ている。これからショーでも十分通用するんじゃないかなあ。
マッチーももちろんよかったです。日本人選手たちは全日本→オリンピックって
見てきたので感慨ひとしおでした。

そしてオリンピックEXで大興奮したベシャラ&ブルザの「ダーティダンシング」
をなんと生で!!もう出だしから会場ノリノリでした。
映画でのダンスシーンがそりゃあもうかっこよかったので、この曲の
イントロ聴いただけで体がうずいてしまいます。
んで、家に帰って映画のダンスシーンの動画検索したのは私だけでは
なかったでしょう。実は氷上では再現されなかった群舞のシーンが一番
好きだったりします。
ソチオリンピック金メダリストのペアの2人も美しかったです~~
ペシャブルにしても美女美男カップルは絵になります。
それだけにゲストシンガーが残念だったかなあ~~
もうちょっと歌唱力あるとかせめて現役の人にして欲しかったなあ~

ともあれ、アリーナ席でスタースケーターを目の前で鑑賞でき、お腹
いっぱいでした。しかも地元千葉県で。
そして見ていて思ったのはやはりスケートとバレエって似ているようで全然
違う表現方法なのだな~ってことです。
スケートが「線」=トレースならバレエは「点」なのだなあと。
スケートは広い空間を滑走しながら音楽表現するわけで、より壮大な音楽
が似合う。髪や衣装を風になびかせて滑る姿は幻想的だし、なによりスケート
のジャンプはバレエのそれよりダイナミックな視覚的効果があります。
たったひとりのスケーターであっても音楽を持て余すことなく、その場を制圧
できてしまう。

360度観客席に囲まれたリンクと違ってバレエの舞台には奥行きがあります。
舞台装置、群舞のダンサー、主役の2人、オーケストラ、と立体的な舞台構成に
なっている。
氷の上にトレースを描くようなスケーターの動きとは異なり、バレエは点と点の
交差なのだと思う。
さらにスケートが全ての動きが流れのなかで行われているのに対し、バレエの振り
はひとつひとつの独立したステップの連続なのです。
風やスピードを借りてダイナミックな音楽表現ができるスケートと違って、すべて自力?
で表現しなければならないバレエではやはりソロというのは厳しい。
ほんと舞台の上では一個の「点」になってしまうので求心力に欠けてしまう。
それをカバーするための立体的な舞台構成なのだと思う。

それでも群舞にはマスゲーム的な面白さとか、総ユニゾンの迫力とかスケートでは
表現できない部分もあります。
シンクロスケートが競技として成り立たないのは、動きをぴったりあわせること
が不可能だからだよね。
さらに全てがひとつの流れで行われるスケートには残像が残らない。
写真を見ればわかるとおりスケートの決定的な写真って難しいのだ。
対してバレエは上手な人ほど残像が残る。動きに余韻があるため
バレエの写真ってどこを切り取ってもアートなのだ。

数人のスケーターでツアーが組めちゃうフィギュアスケートって
ある意味すごいのかも。バレエだったらオーケストラや群舞を
率いての民族大移動だもの。それも主要都市でしかやらないし。
この日本フィギュアスケート黄金時代がいつまで続くのかわから
ないけど、日本のファンはどこまでもついていくと思うわ。
来週の仙台公演はもっと人数も絞られて、ひとりひとりの滑りが
堪能できそうなのだとか。いいな~ジョニーのもうひとつの新プロ
も見たかったな~~



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