SSブログ

最近読んだ本 [日常生活]

週末、面接があり、スキー旅行があり、久々にパソコン立ち上げたら
自分のブログがメンテナンス中でした。
色々いじくられた?自分でもよくわかってないのに、、
4大陸とかも見たけど、とりあえずそれ以前にまとめたものをアップ。

図書館で借りて濫読した本の一部です。しかももう返却してしまって手元にありません。。
私はだいたい「女性問題」「労働問題」の書棚をウロウロするのでこういうしょーもないタイト
ルの本ばかり借りてしまいます。。

「39.9歳お気楽シングル終焉記」

「負け犬の遠吠え」よりリアルな独身女性の独白でした。
特に後半、母親を亡くしてから連鎖して起こった身内の不幸、それにともなうウツの話
などは共感もって読みました。
酒井順子の「負け犬」の話は、全然負け感が漂ってないんだよね。仕事順調だし、恋愛も
してるし。だいたいこの作者は子供時代から今にいたるまで、修羅場というものに遭遇して
ないと思う。
この「お気楽シングル」の著者が40歳前後に経験したのはそれまで経験したことのない類の
人生の修羅場。
「友人たちが、兄弟が、結婚し、子供を産む。日々成長していく子供と過ごし、自分は生き物
として徐々に退化しようとも、子供の喜びや悲しみをともに味わいながら、主婦は実は感情
豊かで張り合いのある毎日を送るのだ。それに比べて自分はどうだ。広い世界に出て、張り合い
のある仕事をしていたはずだったのに、1つのきっかけや、年齢を重ねることで、こんな
にも気力が萎える時期が来るなんて想像もしていなかった。最低限の仕事をこなし、あとは
家に閉じこもって過ごす、ごみのような大人だ。」

この焦燥感、罪悪感わかる。
ただ専業主婦の身から言わせてもらえばこのような「安心感」こそ私にとっては
焦燥感なのだ。
内容は別だけど、持たざるものを切望する思いという点では同じだね。
もしかしたら、40代目前にした女性がの誰もが抱く心理なのかも?
「いい歳してこんなことしてる場合か?」っていう焦燥感。
私自身、2人目は?再就職は?って常に思ってる。
どちらもタイムリミット迫っているのに、流されるままに30代後半に突入してる。
こんなはずじゃなかった30代。
結婚願望は普通にあったけど、専業主婦願望はなかった。
20代の頃は漠然と「結婚して子供産んでもさりげなく旧姓のまま働いてる自分」
が理想だった。子供を預けてバリバリ働いてるはずだった。

この作者はその時の修羅場を本にすることで、決着をつけたよう。
ただ「人生の選択肢の残りかすのなかで妥協して生きていくのではない」とう彼女
の見解は独身ならでは現役感がある。
私の場合はとりあえず「手持ちのカードを生かす」だから。色々守りに入ってるのかも。

もうひとつ
「無慈悲と慈愛 母の乱」(沖藤典子著)も読みました。

この著者には共働きでの壮絶育児、父親の壮絶介護等の話など他にあります。
そして今回の母親の生い立ちの話も壮絶な家族の物語でした。
内容は割愛しますが、この本でも述べられていたのが女の40前は色々悩むとうこと。
著者の母親は37歳の歳で10人の子供を捨てて年下の男性と駆け落ちし、40で
この著者を産む。またこの著者自身は37で紆余曲折あった職場を離れ、40で最初
の著作を出版した。いづれも40手前で劇的に人生が変化したのです。
それぞれに行き詰まりを感じての選択だと思う。
色々考えさせられる。なにせ今年37なので。

私はジタバタしたくないと今から思ってます。
そのためにも今できることはやらなきゃと、不妊治療と再就職活動を再開しました。
ただ不妊治療はといっても私の場合は子宮内膜症の治療の一環だし、
再就職活動の方は昨年不採用だったところをもう一度応募しただけなので
また落ちるかもしれないし。
どちらも期待が薄いのです。
どちらかというと40代に入ったときに色々後悔したくないから
今できることはやっとくという感じです。


nice!(0)  コメント(6) 

nice! 0

コメント 6

mari

同い年(当たり前)の私も、立場は若干違うにしてもいろいろ不安は
あるけれど、私はあえて向き合わないようにしてるかも(いいのか?)
でも出来る限り「したいこと」よりも「するべきこと」はなにか?って考えてるかな。
(といってもしたいことばかりしてるかも^^;)あとは「流れ」?かな。
流れに身を任せていればいつか必ず「するべきこと」をすべく背中を押される
ことって結構あるかもなぁ。私にとっては「流れ」って結構大事だったりするかも。
ちょうどこの2月で今の職場に勤めて18年(!)になるけど、特にやりたいって
始めたわけじゃなかったし、何回も辞めようと思ったけどいろんな理由で留まって
ここまで来たし、今となってはある意味天職でもあるのでしばらくクビになるまでは
辞めないと思う。あ、でももし辞めたら子供もいない私はそれこそ生きてる目的を
見失ってしまうのかも。だから休みを取れなくても文句言わず頑張っているのかも。
おこじょさんも知ってのとおり、私の10代~20代前半は、トンデモナイ修羅場?
(自業自得だけど)を経験したり、病気になったりして、それでもちゃんと
結婚できて穏やかな?30代を迎えることができて自分的には幸せだと思う。
でもじゃあこれから先は?と言われると・・・なにもないけど。
若いころメチャクチャやって得たことは「シンプルに生きる」ってことかな。
本当に必要なものだけあれば余計なものは荷物になるだけって思う。自分が
「ほしいもの」に手を伸ばすより「持ってるもの」の方が意外といいもだったり
するかも。でも人間っていくつになっても無い物ねだりがやめられないんだよね~。
要は自分が「幸せになること」よりも、「幸せだと思うこと」の方が大事なん
じゃないかなと思う。これがなかなか難しいのだけどね・・・
私だってこの先歳をとって子供もいなくて、しょーもない(?)ダンナ
と2人でどうやって生きていくか不安だけども、ほんの一瞬だけでも
心の底から幸せって感じる時があればいいかなと思ったり。
例えばジョニーの美しいスケートに心を打たれたりしてね☆
おこじょさんは私と違って多趣味だしダンスやったりしてて、よっぽど充実している
ように見えるけどね。隣の芝生ほど青く見えるってヤツかもね。

でも私にとってこういう本書く人って、半分は自己満足なんだろうけども、
ネガティブさが貪欲に見えてしまって、なんだか腹がたってしまうのだよね。
オイオイ私はどーなるの?って。私も本出そうかな。(ウソ)
ニュースとか見てても30代ってウツウツになりやすい年代みたいなので
そこを乗り切ってしまえば後は楽しい老後(早いだろ!)が待っているよ。
おこじょさんの子供も大きくなって、私ももっと図太い?おばさんになって
そしたら第二の青春時代(?!)を謳歌しよう!(そんなのイヤ?)

by mari (2008-02-29 01:04) 

おこじょ

昔からマリマリは人生を楽しむ達人だと思うよ~
現状のもので満足するって大切なことだよね。
私は理想主義なことあると思う。あの時人事異動に応じてなければ
なあとか、がんばって仕事続けてればなあとか考えるんだよね。
少なくとも図書館の正職員としてのキャリアは積めたなとか。
それまであんなに努力したのにって思うと色々不本意なんだ。
子育ても幼稚園生活も自分にしっくりきているのは事実。
でも、もしかしたら自分には別の生き方もあったかなあって。
夫婦別姓とかまったく気にしなかったけど、私は○○さんじゃないって
頭のどこかで思ってる。
なんだかんだ言って、あの職場でこじんまりと仕事してる自分が一番
性にあってたんだよね。ストレスフルな毎日だったけど、すごい満足感
があった。アイデンティティの問題だよね。人がどうこうでなく、自分が
今の自分をどう思ってるかの問題。
「子育ては量より質」「母子密着は有害」「母性神話崩壊」とか結構
ぐっさりくる言葉なんだよね。全然自分で育てる意味ないじゃんって。
たとえダンナがすごい高給取りでも私はセレブにはなれない。
アクセク働くと思う。そういう点で幼稚園ママたちとは価値観が違う気がする。
今回受けた面接もまた不採用だったらまた4月は落ちこむなあ。

by おこじょ (2008-02-29 22:32) 

mari

普段はKちゃんのせい?でなかなか話せないから・・・・
(読む人が少ないように←恥ずかしいから)

>昔からマリマリは人生を楽しむ達人だと思うよ~

それってほめ言葉だよね(笑)?やっぱ楽しんだもん勝ちだと思うよ~。
若いころ大病して現実的に死を意識した時、もしこの先
生きていけるのなら絶対に楽しんでやろ~と思ったよ。
あと、私は環境に流されやすいタイプなので、イヤなことや辛いことを周りに
置いとくとどんどん滅入っちゃうから、楽しいことしか置いとけない
ただの楽天家なだけ。結局いつかツケが回ってくるのだけど^^;

>夫婦別姓とかまったく気にしなかったけど、私は○○さんじゃないって
>頭のどこかで思ってる。

そこは私も同じなんだよね。今でも職場に新人が入った時は
旧姓を教えるんだけど、なぜだか今の名字で呼ばれる時があって
そんな時は「はぁ?私○○(旧姓)なんだけど!?」とキレちゃうの^^;
別に結婚してることを隠してるわけでもなんでもないけど、独身時代から
ずっと働いてる職場だし、私は私のままって思っちゃうんだよね。

>なんだかんだ言って、あの職場でこじんまりと仕事してる自分が一番
>性にあってたんだよね。ストレスフルな毎日だったけど、すごい満足感
>があった。

あのころ私から見たおこじょさんは、いつも眉間にシワ寄せて、話しかけるな
オーラ?出してたような感じだったかも(ゴメン)。退職して子供産んだら
憑き物が落ちたように(ゴメン)穏やかな顔つきになって、よく笑うように
なったと思うんだけどなぁ。


>「子育ては量より質」「母子密着は有害」「母性神話崩壊」とか結構
>ぐっさりくる言葉なんだよね。全然自分で育てる意味ないじゃんって。

そんな言葉真に受けちゃダメだよ!う~~ん、どーしてそんな本を読むの??
ネットとかもそうだけど、自分にとってイヤになるものは見ない方がいいと
思うんだけどね。
私は子供いないから、全然説得力ないとは思うけど、やっぱり母親の愛情を
たくさん受けて育った子供とそうじゃない子供は将来ぜんぜん違ってくると思う。
おこじょさんは子供のころの記憶が私より少ないみたいだけど、私は結構
一つ一つ鮮明に覚えているんだよね。で、やっぱりそういう記憶って
自分の考え方とかいろいろに関わってくると思うんだよね。
私もなかなか出来てないのだけど、やっぱり原点に返んなきゃ
いけないと思うんだよね。結婚したのだって自分で決めたことだしね。
妻であり母であることにもっと誇り?を持っていいと思うのだけどね。
私にしてもおこじょさんにしても自分にはもったいないくらいのイイ男(いろんな
意味でね)と一緒になれたわけだし。
私達の母親の世代は、女は専業主婦で家を守る、というのが当たり前だった
けど、今はいろいろ変わってきていて、それだけに悩んでしまうんだよね。
でも自分が出来ないからこそ思うのだけど、人間にとって子供を産んで育てる
って自然なことではあるけれど、すごく大切なことだと思うよね。
私からしてみればバリバリキャリアウーマンより育児をしている人の方が
よっぽどカッコイイと思うし、敬意を称したいと思うんだよね。
(・・・でももし私が実際に子供産んで育児してたら、そんなふうに
考えられる余裕があるのかわからないけど・・・)
なんていうか私達って「空の魚、海の鳥」なのかな・・・^^;

>今回受けた面接もまた不採用だったらまた4月は落ちこむなあ

そんな狭き門のところで自分の価値を判断したらもったいないと思うよ~^^
一つのものにこだわりを持つのって難しいね。

長くなっちゃってゴメン~~m(_ _)m
WFS32号読んだよ~(^^)
   


by mari (2008-03-01 23:07) 

おこじょ

ブログに書いたことに反応してもらえるとやっぱり嬉しい。
なんか自分を掘り下げられる。
母親やってる今の自分に満足できない一番の理由は、多分
職場に対する恨みなのだと思う。
確かに私眉間にしわ寄せて働いていた頃より、今のほうが毎日
幸せ度高いと思う。でもあの頃の日記とか読み返すと、あの頃の私は
ほんと必死で、研ぎ澄まされてたと思うんだ。私生活でも仕事場でも
毎日現在進行形のドラマの中にいた気がする。
それに比べて今の自分は?っていうがある。
そしてその時の私の若さとか熱意とかを踏みにじった人たちのこと
許せないんだよね。
私、絶対自分に落ち度はなかったと思ってるから。
すごいトラウマなんだよね。
マリマリの病気の比にはならないと思うけどね。
そういう点ではマリマリはいろんなものを卓越してると思うよ。
私が「負け犬」ものを読んでしまうのって、やっぱり働く同世代の
女性たちが気になるからだと思う。
なんか長くなりそうだから新しく記事にしようかな。(もういや?)
by おこじょ (2008-03-01 23:54) 

札幌のカーチャ

実は私もコメントしたいコメントしたいと思っていたのに,旦那が出張中で母子家庭のせいかどうも落ち着かなくて。最新記事にコメント(内定おめでとう(^^))した後で,申し訳ないなあと思うんだけど。おこじょさんの記事もmariさんのコメントもそのやりとりもすごく深くて,本当に感動してしまったんだ。私もね,図書館に行くと,NDC:366~367の(業界用語?)労働問題や女性問題,家庭問題の棚に行ってしまう方なんだよね。「性愛格差論」って本は(これも次の記事だし…)私も以前読みました。これで腐女子って言葉覚えたのさ。
本当におこじょさんもmariさんもいろいろあったんだろうなーって思ってしまって,30代後半まできちんと年齢を重ねてきている人たち,お互いを良く知っている人(当たり前か^^;)のやりとりだなあって。Mariさんのいうとおりのうかつにネガティブな本の内容よりも,ずっと深いかもって思いながら読ませてもらいました。
私も30代に入って,結婚も,出産も,仕事の修羅場も,人生には諦めなければならない事があるっていうのも経験させてもらった。それから,少しは人の痛みもわかるようになったかもって思える。それまでは恵まれているだけなのに,その上にあぐらをかいて,不満をあげつらっているようなところもあったような気もするから。
30代の終わりに仕事で転機(単なる左遷?)があった。でも,そのおかげで二人目の子どもを生むっていう選択が現実に訪れることになった。人生,何が吉とでるかわからないものです。
40にして惑わずっていうのはウソ?かもしれないけど,40になったら,自分の言ったことに責任をとらなきゃっていうのは自然に出てくる。良きも悪きも。そういう意味では惑わなくなる。惑ってもセーブできるというか,自然と惑えなくなるのかな。それまでは,じたばたしていたと思う。それで,この年まできて,自分で自分を認めてあげたくなるんだよね。よくがんばってきたねって。それで,つらいことなんかあってもまあいいやって。思えるようになるような気がする。
おこじょさっもmariさんも,世代としては濃厚な時期に来ているよね。あとひとやま(こんな言い方してごめん!)超えて,いい30代だったって思えるように,思い残す事ないように。一生懸命にやってれば,必ず納得できる自分が来ると思うんだ。

by 札幌のカーチャ (2008-03-04 13:51) 

おこじょ

カーチャさん
コメントありがとうございます!とても興味深く読ませて頂きました。
本当にこの歳になるとみんなそれぞれ全然違った経験をしてるんですね。
私にとってカーチャさんは「30代にバッチリ仕事してきた人」です。
出産・育児をこなしつつ、同時にそれなりのキャリアを積んだ女性です。
私には超えられなかった壁なのでとても羨ましいです。
でもお話を読むと、ただならぬ道のりだったように見受けられました。
色んな葛藤やら、修羅場があったのかなと。色んな不本意を飲み込みつつ、前向きに現状を受け止めておられるのかなと。
私はよく他人をうらやんでしまうのだけど、みんな色々な傷を隠して生きてるんだなと思いました。そしてカーチャさんのおっしゃる通り、自分を、自分の置かれた状況をあるがままに認められるようになるんでしょうね。
そして今置かれている現状って「育児」に他ならないのですよね。(今更ですが)
一番大切なものを見失ってはいけないなと思いました。
カーチャさんの意見、とても貴重でした。こういう話ってなかなか出来ないで。

by おこじょ (2008-03-04 22:40) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。