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その体は夢をかなえた [フィギュア・スケート]

ESPN日本上陸!
書店に入荷されたね!ネットでも販売されてる。
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ただし日本輸入版はリッポン君の表紙ではない(泣)
でも最初の一報知った時から絶対紙面で見たいと思ってたから嬉しい。
ファンとして見たいものは全部見せてもらったよもう、、、[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]


"Great acclaim came a bit late to Adam Rippon, and he’s grateful for it."
「アダムリッポンは少し遅れて賞賛され、彼はそれを感謝している」(6月8日付TeamUSAの記事) 

ジョニーの歩んだ道をたどっていたはずのリッポン君、気づけば今歩いてる道は
ライサチェクの歩いた道だったという。DWTSもESPNボディイシューもライサ
がバンクーバーで金メダル獲った後とまったく同じ道筋だよね?
ライサばかりでなくDWTSに出場し優勝したスケーターは他にもいるし、アシュリー
やケンワーシーもすでにESPNでハダカ祭!してる。
そう、リッポン君はすでにみんなが得た名声を今ようやく経験してるんだ。
バンクーバーの後、ソチの後、チームメートたちがメダルを獲得し賞賛される中、心折
れずにスケート続けてきて、その結果がこの体なんだ。

2014年夏、私は真央ちゃんの衣装展を見にいって涙がこぼれそうになった。
この衣装を着てあの「ラフマニノフ」を演じたのだと思うと、あの時の記憶が鮮明に
よみがえったのだった。→「その衣装には魂が宿る」

でも衣装は抜け殻でしかない。
本当の魂が宿っているのは衣装の下の生々しい肉体。
まさに汗のにおいが立ち上ってきそうな、傷つけば血が流れる生身の肉体。
リッポン君の身体は弱点やコンプレックスと向き合い、ケガを克服し、28歳にして
オリンピック出場という夢をかなえた「Mailstone(軌跡)」なんだ。

アメリカがオリンピック代表選手を脱がせる習慣は今に始まったことではなく、確かリオ
の時もみんな脱いでた。アシュリーやライサ、ケンワーシーの脱いだ写真も普通にネット
で知ったのけど、リッポン君のハダカってなんか想像できなかった。
失礼ながらDWTSでリッポン君、ズリ足ダンスだったらどーしよって心配したように
リッポン君、スタイル悪いのが目立ったらどーしよって不安だった(汗)
顔はいいけどスタイルは、、、って散々言われてたし、"バットパット疑惑"もあったくらいな
ので、色々いたたまれない気持ちになった。

でもDWTSで期待を裏切らなかったように、リッポン君のESPNはそれこそ彫刻のような
美しさだった!まさにミケランジェロ級!
リッポン君、確かに八頭身ではないけど、めちゃ小顔だし足も細くて均整とれてる。
初公開!?のお尻と太ももの筋肉はほんとにすごい。どんなアスリートよりも筋肉ついてる。
スケーターにも色々あって、軸でジャンプ跳ぶタイプと周辺の筋肉で跳ぶタイプとあるんだよね。
もともと下半身が重く、ジャンプの軸がぶれるリッポン君はジャンプを安定させれために筋トレ
せざるを得なかったんだと思う。その結果3A完璧にマスターしたよね。やや軸がぶれ気味でも
着地にもってけるようになった。
ジュニア時代天使だったリッポン君を思うと、ほんと痛々しいくらに肉体改造したんだなあって。
ジョニーは筋肉がつくから筋トレはしないってピラティスやってたよ。
天使のままではいられなかったリッポン君の競技生活の厳しさを思った。

この雑誌の撮影時のインタビューでリッポン君が語った「年をとるにつれて自分自身を男性的
なものとして再定義した」という言葉がとても興味深かった。
リッポン君、いつも自分自身を「witch(魔女)」とか「glamazon bitch(アマゾンの雌犬?)」
って表現するからてっきり性自認は女性なんだと思ってた。でも美しいだけじゃ勝てないのがこ
のスポーツ。ライバルたちの中にあって強くありたいと願った結果が見た目マッチョ、演技はエ
レガントな今のリッポン君なのだろう。でも得たものもあるよ!普通、美少年はハタチを過ぎる
と劣化していくものだけど、男性的になることでリッポン君、年相応の美しさが加わった。
ESPNの写真、リッポン君やっぱり他のアスリートと全然違うもの!
確かにその体は男性アスリートのそれだけど、その表情、目線、ポーズはかなり挑発的。
リッポン君、「クローゼットでいるときにはこの撮影はできなかった」って語っているけれど、
LGBTの男性としても葛藤も大きかったのではないかと思う。自分の心と体が分裂している状態
では裸体は晒せないよね。

リッポン君は自分で自分を「Beautiful outside」とか言うわりには「White trash(プアホワイト)」
「Hott mess(めちゃくちゃな人)」、「not the best,but most fun(ベストじゃないけどもっとも
楽しい)」なスケーターって表現したりで割と自虐的。
ベストではないとはつまりクワドがないってことだよね。リッポン君、クワドをバンバン跳ぶ自分の
ライバルたちの体形見て痩せようと思い、無理な食生活の末疲労骨折して、んでオリンピックシーズン
は体重戻してのぞんだんだよね。そんなこんなの葛藤がこの体には刻まれている。
今彼がアメリカメディアやLGBTコミュニティから賞賛されてるのは、そんな自分のありのままを
オリンピックの舞台で表現してみせたから。

リッポン君のインスタによく映ってる女性たちっていったい誰なんだろうって調べてみたら、2人とも
もとフィギュアスケーターだった。リッポンの衣装担当してるデザイナーも、いつもキスクラで一緒
にいるデルモアさんももとスケーター。全米で一緒に闘ったラッザーノもよく映ってる。んでリッポン君、
DWTSに出演した時みーんな招待?してるんだよね。
リッポン君のBFFって実は未来ちゃんやアシュリーじゃなくて、年代的にこの人たちなんじゃない
かなって思った。みなオリンピックの夢半ばして早くに引退し、女優やコーチやったり結婚したり
していった。そんななか最年長と言われつつも最後まであきらめずにトレーニングに励み、夢をかな
えたのがリッポン君で、みんなも彼に夢をかけたんだと思うよ。

リッポン君、もう競技には戻らないと言っているけど私は彼はやりきった人だと思うからそれで
いいと思う。むしろ引き際が大事だから前言撤回しないで欲しい。
私的にはDWTSで優勝した時レポーターが言ってたように第二のマシュー・ブロデリック希望!





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