それぞれの夏 [学校生活]
先週末、息子のサッカー部は3年生の引退をかけた総体の第一回戦がありました。
うだるような暑さの中、さすがに引退試合ともあって2,3年の父兄はもちろん、校長
先生や異動していった昨年の顧問の先生なども観戦にやってきて、そんななか試合は
始まりました。
相手は強豪というわけではなかったのですが一枚上手という感触で、まず試合開始直後
に1点決められ、前半終了間際にこちらも1点返したものの、後半は2点の追加点を許し、
結果1回戦敗退となってしまいました。引退はこうして突然やってきたのでした。
2年生も3年生も流れる汗をぬぐおうともせず泥だけのユニフォームのまましばし号泣。
青春だわ~
その後試合会場にて引退式となりました。セミが声が響く中、ひとりひとり締めくくり
の挨拶をし先生から激励され父兄たちから拍手され花道を飾ってもらっていました。
もう明日からこのユニフォームに腕を通すこともなく、一緒に試合することもなくなるの
です。おそらくこの時期、日本中のあちこちで見られる光景なのだろうけど色々感慨深か
ったです。
私はといえば小学校時代から一緒にサッカーしてきた”彼”の有終の美を見るために
今日きたようなものだったので彼の最後の挨拶しっかり聞いてきました。
”自分のサッカー人生これで終わらせたくない”と。
うちの息子よりはるかにサッカー小僧だったことを知ってるので、うなづきながら聞いて
いました。なにせ小6では受験生ながらサッカー部部長を務め、中学では生徒会長を務める
人間の出来た彼なのです。彼の姿はいつも息子のお手本でした。息子もサッカー少年では
なかったものの彼にならってサッカー部に入部し、テクニックというより全体を見ることが
できる視点と持久力を買われてレギュラー入りし、クラスでは学級委員長に立候補し彼と同じ
く生徒会に所属しています。
小学校時代よい担任に恵まれたのもよかったのけど、一学年上の彼の存在もすごく大きかった
なあと改めて思いました。けして仲良しの二人ではないんですよ。でも兄弟のいない息子のよい
先輩となっているのは確か。私自身、彼のママとすごく気が合うというわかではないのですが、
お互い小学校時代からサッカーだけでなく市内水泳大会でも一緒に観戦したりですご~い縁を
感じているのです。男の子はとりあえず外で運動!ってところが一緒みたいです。
彼の弟くんは残念ながら同じ学校には入学できなかったのですが、その辺もうまくフォローして
学校探したみたいです。さらにその下にはまだ一年生になったばかりの妹ちゃんもいて、この子
は赤ちゃんのころからおとなしくサッカー観戦してたんです。こちらも残念ながら越境入学
が許可されずお兄ちゃんたちとは違う小学校になってしまい、彼女との接点は同じ中学
の彼だけになってしまったのですが。その彼もこうして唐突に引退を迎えてしまい、同じ高校
に進むといえどサッカー部に進む子はあまりいないと聞いたので、再び彼女と試合観戦という
機会は訪れるのかどうか、、。それでもいつまでも息子のよい先輩であってほしいです。
息子はまだ2年生なのでもちろん部活はまだあるのですが、こうして1回戦敗退となり唐突に
夏休みに突入することとなりました。まあ今年も息子は部活の練習、私は仕事で終わりそうなの
ですが。
関東地方梅雨明けのその日、私は小学校の読み聞かせサークルで制作のお手伝いをしてました。
例によって冷房のない体育館会議室で秋の読書集会にむけ、一学期内に区切りをつけてしまおうと
書いたり塗ったりの作業です。
今年の演目は斎藤隆介の「花さき山」。「モチモチの木」や「火の鳥」で有名な作家です。
滝平二郎の切り絵のようなイラストで有名な絵本です。
この作品はなんと20年前の部員さんが作成し、その後上演されてこなかった幻の作品なんです。
作品そのものはキレイに保存されていたのですが、人物はパネルシアター形式で背景がOHP形式で
上演するという方法が解明できなず、毎年お蔵入りしてたのでした。それが今年なんと20年前の部員
さんがビデオを持っていると名乗り出てきて下さり、ようやく日の目を見ることになったのでした。
20年前のその映像で上演方法の全貌が明らかになったのですが、そのアイディアとスケールの大きさ
は驚くばかりでした。まず体育館舞台の緞帳を閉めて舞台下からOHPを当て、舞台上ではホワイトボード
にたてかけたパネルにブラックライトを当て人物の絵を黒子ふたりがかりで張り付け、舞台下のひとり
がそれを引いていくという大がかりな仕掛けでした。さらに東北弁の”おばば”のセリフは秋田出身の
方が担当していてそのオドロオドロしさは半端じゃなかった。さらに音楽は三味線、ハープ、弦楽器と
一楽団が担当している模様。昔の部員さん凄すぎる!
OGの自分としては息子が1年の時からの演目を順次再上演するのでは新鮮味がないなあと思っていたので
俄然ヤル気が
夏休み前の最後の日だったこの日は、どーしても見つからない登場人物の絵を絵本から起こす作業を
しました。冷房はなくとも梅雨明け間近のカラリとした天気で風が涼しく、ここでもセミの声を
聞きながら楽しく作業してました。できあがった作品を倉庫のてっぺんにしまい、小学校、中学校の
活動ともしばしお別れです。いざ夏休み!です。旅行は無理でも夏らしいことしたいなあ~
うだるような暑さの中、さすがに引退試合ともあって2,3年の父兄はもちろん、校長
先生や異動していった昨年の顧問の先生なども観戦にやってきて、そんななか試合は
始まりました。
相手は強豪というわけではなかったのですが一枚上手という感触で、まず試合開始直後
に1点決められ、前半終了間際にこちらも1点返したものの、後半は2点の追加点を許し、
結果1回戦敗退となってしまいました。引退はこうして突然やってきたのでした。
2年生も3年生も流れる汗をぬぐおうともせず泥だけのユニフォームのまましばし号泣。
青春だわ~
その後試合会場にて引退式となりました。セミが声が響く中、ひとりひとり締めくくり
の挨拶をし先生から激励され父兄たちから拍手され花道を飾ってもらっていました。
もう明日からこのユニフォームに腕を通すこともなく、一緒に試合することもなくなるの
です。おそらくこの時期、日本中のあちこちで見られる光景なのだろうけど色々感慨深か
ったです。
私はといえば小学校時代から一緒にサッカーしてきた”彼”の有終の美を見るために
今日きたようなものだったので彼の最後の挨拶しっかり聞いてきました。
”自分のサッカー人生これで終わらせたくない”と。
うちの息子よりはるかにサッカー小僧だったことを知ってるので、うなづきながら聞いて
いました。なにせ小6では受験生ながらサッカー部部長を務め、中学では生徒会長を務める
人間の出来た彼なのです。彼の姿はいつも息子のお手本でした。息子もサッカー少年では
なかったものの彼にならってサッカー部に入部し、テクニックというより全体を見ることが
できる視点と持久力を買われてレギュラー入りし、クラスでは学級委員長に立候補し彼と同じ
く生徒会に所属しています。
小学校時代よい担任に恵まれたのもよかったのけど、一学年上の彼の存在もすごく大きかった
なあと改めて思いました。けして仲良しの二人ではないんですよ。でも兄弟のいない息子のよい
先輩となっているのは確か。私自身、彼のママとすごく気が合うというわかではないのですが、
お互い小学校時代からサッカーだけでなく市内水泳大会でも一緒に観戦したりですご~い縁を
感じているのです。男の子はとりあえず外で運動!ってところが一緒みたいです。
彼の弟くんは残念ながら同じ学校には入学できなかったのですが、その辺もうまくフォローして
学校探したみたいです。さらにその下にはまだ一年生になったばかりの妹ちゃんもいて、この子
は赤ちゃんのころからおとなしくサッカー観戦してたんです。こちらも残念ながら越境入学
が許可されずお兄ちゃんたちとは違う小学校になってしまい、彼女との接点は同じ中学
の彼だけになってしまったのですが。その彼もこうして唐突に引退を迎えてしまい、同じ高校
に進むといえどサッカー部に進む子はあまりいないと聞いたので、再び彼女と試合観戦という
機会は訪れるのかどうか、、。それでもいつまでも息子のよい先輩であってほしいです。
息子はまだ2年生なのでもちろん部活はまだあるのですが、こうして1回戦敗退となり唐突に
夏休みに突入することとなりました。まあ今年も息子は部活の練習、私は仕事で終わりそうなの
ですが。
関東地方梅雨明けのその日、私は小学校の読み聞かせサークルで制作のお手伝いをしてました。
例によって冷房のない体育館会議室で秋の読書集会にむけ、一学期内に区切りをつけてしまおうと
書いたり塗ったりの作業です。
今年の演目は斎藤隆介の「花さき山」。「モチモチの木」や「火の鳥」で有名な作家です。
滝平二郎の切り絵のようなイラストで有名な絵本です。
この作品はなんと20年前の部員さんが作成し、その後上演されてこなかった幻の作品なんです。
作品そのものはキレイに保存されていたのですが、人物はパネルシアター形式で背景がOHP形式で
上演するという方法が解明できなず、毎年お蔵入りしてたのでした。それが今年なんと20年前の部員
さんがビデオを持っていると名乗り出てきて下さり、ようやく日の目を見ることになったのでした。
20年前のその映像で上演方法の全貌が明らかになったのですが、そのアイディアとスケールの大きさ
は驚くばかりでした。まず体育館舞台の緞帳を閉めて舞台下からOHPを当て、舞台上ではホワイトボード
にたてかけたパネルにブラックライトを当て人物の絵を黒子ふたりがかりで張り付け、舞台下のひとり
がそれを引いていくという大がかりな仕掛けでした。さらに東北弁の”おばば”のセリフは秋田出身の
方が担当していてそのオドロオドロしさは半端じゃなかった。さらに音楽は三味線、ハープ、弦楽器と
一楽団が担当している模様。昔の部員さん凄すぎる!
OGの自分としては息子が1年の時からの演目を順次再上演するのでは新鮮味がないなあと思っていたので
俄然ヤル気が
夏休み前の最後の日だったこの日は、どーしても見つからない登場人物の絵を絵本から起こす作業を
しました。冷房はなくとも梅雨明け間近のカラリとした天気で風が涼しく、ここでもセミの声を
聞きながら楽しく作業してました。できあがった作品を倉庫のてっぺんにしまい、小学校、中学校の
活動ともしばしお別れです。いざ夏休み!です。旅行は無理でも夏らしいことしたいなあ~
2017-07-22 22:40
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