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2015年発表会 [バレエ]

正直あまりに無我夢中で自分が何やらかしたか記憶がないです[がく~(落胆した顔)]

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その日の朝はまず家でシニヨンばっちり作ってサングラスで顔隠して
近くのスーパーで食料買い込み、9時に楽屋入りしメイク開始しました。
10時からはリハーサル室で元イングリッシュ・ナショナル・バレエ団団員と
いう先生を招いてのクラスレッスンがありました。
ここで初めて台湾からのバレエスクールの子供達とご対面。
10代中心の20人くらいで、飛びぬけて上手な子が2人くらいいました。
想像通りではありましたが訓練が行き届いた子供達という印象でした。

プロのゲストダンサーも同席するレッスンなんて始めてでしたが、発表会
前の体慣らしということもあり、難しいパはやらず楽しく体を動かせました。
その後すぐくリハーサル室でライモンダの男性ダンサー絡みの部分のリハーサル。
なにせ4人が集まったのはこの日が初めてで、場当たりや4人で踊るバリエーション
の打ち合わせなどをしてました。とにかくこのイケメン4人衆は今をときめく現役
ダンサーで、そのダイナミックな踊りを目の前で見られるだけで眼福でした。

その後すぐに舞台に移り、ライモンダのゲネ開始。舞台装置の中で踊る最初で最後
のリハーサルで右往左往のまま終わる。まあここでうまくいかなかったところがその
まま本番でもうまくいかなったのですが、、、。
その後は2部のゲネ。その間自分達はお昼を食べたり、メイクの仕上げをしたり。
1部のゲネの前にPaul et Virgineのメンバーとリハーサル室で自主練し、鏡の前で
最後の打ち合わせをしました。
それから2時からは1部のゲネ。Paul et Virgineの最後のリハーサルをする。
3時半から写真撮影が入り、押せ押せで4時5分開場。
いよいよ4時半に本ベルがなり本番開始。
今回の舞台、オープニングなどがないため自分の出番ギリギリまで楽屋のテレビで他の人
の演技を見ていました。その間、次々と受付から花束が差し入れられ、「見に行くね」と
言ってくれたあの人やこの人がちゃんと見に来てくれたことを知る。

本番開始20分後あたりが私たちのPaul et Virgineでした。
この演目は恐らく?本邦初公開?なにせ曲目の訳もなく音源もなく、結局あの動画から
音をとったため解説者の声とかぶってしまってる前奏部分を全部カットすることになったの
ですから。なので暗転・板付きから動きと同時に音だしという出だしになりました。
このナンバーは当初から先生のお墨付きだったし難易度高くないし衣装はかわいいし、
踊っていてとても楽しい踊りでした。5人がそれぞれかわるがわる踊るという構成も
発表会にはもってこいかと思います。振付はブルノンヴィルというデンマークの振付家
のもので、独特の足さばきや手の動きがあります。5人のそれぞれのソロ&デュエット
のあと、曲調が早くなり、みなで交差、自転しながらトルネードしてポーズとなるのですが、
その辺の盛り上がり方もとても楽しくてもう踊れなくなることが寂しい。
5人でどれだ鏡の前で自主練したことか、、、、
最初にこのメンバーがわかったとき上手な人たちと踊れることがとても嬉しかった。
身長もみな小粒で先生も最初から私達のキャラクターにあわせて本邦初?となるこの演目
を選んでくれたのも嬉しかった。さらに最後のレッスンで「とてもよかった」と言っても
らい先生の期待を裏切らなかったこともわかり、本番も楽しく踊れました。
本番後、衣装を返却する前にみなでラストのポーズで記念撮影しました。また同じ面子で
踊れたらいいねと言いながら。

2部は出番がなかったの小一時間ほど衣装もトウシューズも脱いで食べたりメイクを直したり。
楽屋の画面でみんなの健闘ぶりを見守っていました。みな苦労して練習していたのを知っている
ので終わるたびに画面に向って拍手。
そして2部終了後の休憩中にはライモンダの衣装をつけ舞台袖にスタンバイ。
このとき一番追い詰められていたのはトロワを踊る私達3人だったと思う。なにせみな大役
それまでに終わっているので「ライモンダは楽しんで」という雰囲気だったのです。
3部でバリエーションが残っているのは私達3人だけで、あとのバリエーションはみなゲスト
ダンサー&先生たちでしたから。まるで刑場に引き出されるがごとくのヘビーな気分。
、、だって直前での練習でもうまくいかず、とてもこれが現実とは思えなかったのです。
それ以上に不安だったのが足の痛みで、この痛い状態でトウシューズで踊らなければなら
ないう事実も現実とは思えなかった。
それでも今までの発表会がすべてそうであったように、無情にも開演ベルがなり、前奏部分
が流れ、ナレーターの声が入り、緞帳が静かに上がっていったのでした。
そしてそこからは何もかもがノンストップ。

正直、振り返ってもあまりに無我夢中で自分が舞台で何やらかしたのか記憶がないのです(爆)
覚えてるのは失敗した部分ばかり。アントレでは練習中からうまくいかなった出だしの交差
で左パートの人たちとニアミス、そのあとにユニゾン部分ではやっぱり練習中からそうだった
ように隣パートと微妙に音取りがずれた。アダージオでは練習では出来ていたのにポワント組
8人で組んでバランスする部分でぐら付き、左右に分かれて踊る部分では隣パートとやっぱり音が
ずれているのがわかり。他にもいっぱいあった気がする。
さらに無情にもアダージオのあたりで足が痛みだし、トウシューズ脱ぎたいけどなか一曲では無理
だと目まぐるしく考えていました。今までも散々痛くても踊れたと自らを励ましてそのままトロワに突入。
この曲冒頭のユニゾンの部分はかなりいい雰囲気で踊れるのですが、途中回転ものの連続する
あたりから三角形が乱れ始め、カノンで交差するあたりからカウントずれはじめラストに中心に集まっ
てポーズとなるのがきまった試しがないという。
それでも自分なりにこれなら許容範囲というときもあったのですが、昨日は3人が3人とも
ギリギリという演技だったように思う。その辺はもはやDVDで確認するしかない。
そしてとりあえず転ばなかったこととトウシューズにトラブルがなかったことにホッとした。
その後のコーダはキャラクターダンスの要素がいっぱいで大好きなのですが、ここでは
出だしにフライングという練習でも時々あった失敗を本番でやってしまった。
その後の怒涛のフィナーレはまあ本番だけまともに踊ろうと思っていたのでなんとか辻褄
合わせできたかと。まさに怒涛。みな汗だく。踊りきったというより、こんなんでいいのか?
って感じが強かったですが。


そしていつもそうだったように本番の余韻が残るままロビーに出て、見に来てくれたお客
さんと記念撮影。図書館には8年勤めているけど、今回ほどたくさんの仕事仲間が駆けつ
けくれたことはありませんでした。チラシをラウンジに置いておいたためか、わざわざ仕事
を交替して見にきてくれたり、仕事帰りにきてくれたり。
どこの教室でもこんな姿誰にも見せたくないから誰も呼んでないって言う人が必ずいるけど、
私は他人からどう思われようとなるべく沢山の知人に来てもらいたいと思っている。
ガラガラの客席じゃテンションあがらない。
そして練習中からそういったお客さんの目を想定しながら練習します。
誰かが見に来てくれるということは素直に嬉しい。終わった後のみんなの笑顔ほど嬉しい
プレゼントはないです。日常生活でこれほど祝福してもらえる場面ってないから。
絵本サークルのお友達も来てくれたみたいだし、もちろん家族も来てくれました。
上の写真が頂いた花束です。この気候なのでキレイなうちに写真に収めました。



昨日打ち上げでたまたま隣に座っていたのが主役のライモンダを踊った新国立のバレリーナ
で、この方はチャイニーズ先生のところでトウシューズクラスを担当している先生なので
足の痛みについて聞いてみました。外反母趾は変形している時が一番痛むということ、種子骨
の下は締めて足の指は広げるのが正しい治療法だと教えてくれました。
ぜひトウシューズクラスに来てくださいとも。恐らくトウシューズのことは現役ダンサーに聞く
のが一番だよね。トウシューズの選び方から履き方、立ち方と一から教えてもらいたいです。
来年同じ痛みに悩まないためにも。
んで今日一年以上ご無沙汰していた整骨院に久々に行ってみた。同じ教室の人もこの整骨院
に通っているらしく、なんと発表会のチラシが壁に貼ってありました。
んでこの発表会の練習していたら足が痛くなったと説明しました。
先生の見解はライモンダ先生とまったく同じ。根元は占めて足指は広げる。
色々なパットやソール、サポーターを買った話をすると、それらは全て一理あるけれど、
外反母趾には段階があり、その段階にあった治療法が必要だと。
今は変形途中にあるので使ったら冷やす、マッサージする、足指をうごかす体操をする。
んでテーピングの方法も教わりました↓
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変形途中の右足と変形がきていない(もしくはすでに変形が終わった?)左足とではアーチの
支え方が違うそうです。伸縮性のあるテープをかかとの後ろまで引っ張って固定しています。
アキレス腱を伸ばしたフレックスの状態で巻くのがポイントです。

こうして一夜明けるとほんとに全ては夢のように思えます。
いくつもの小さな流れが集まって奔流となり、沢山の流れを巻き込んで怒涛となり、一瞬に
して静かな清流に戻る、そんな感じです。
発表会にはローズマリー先生のところで一緒のバレエ仲間も来てくれていて、来年の発表会は
一緒にここで踊ろうねと約束しました。早くも次の流れに巻き込まれていく予感です。



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