夏の終わり

夏が終わる＝誕生日がやってくる、なんですが、今年はついに４０という壁？
を越えました。
それも１０年に一度のバースデーは台風の直撃で波乱の一日に。
その日は一年にわたるリハーサルの疲れを癒すべく？奮発してエステ
１時間コースに予約入れてたのですが、小学校が短縮となりキャンセルに。
ケーキを買ってくるはずのダンナは帰宅困難になりその日は帰ってこなかったし、
毎週やってくる姉も来なかったし４０超えは寂しいもんでした。

いやいつも誕生日は台風だったり長雨だったりで天気悪いのです。
でもこの日の台風はまさに直撃でした。最初は浸水が怖かったのですが、
だんだん強まる風に庭の木々が心配になってきました。
翌朝恐る恐る庭に出てみると、上の階の洗濯バサミやらサンダルやら
いつものごとく落ちてました。そして心なしかモッコウバラが元気がない？
ような。でもその日も翌日も仕事だったので、どうすることもできず。
二日間モッコウバラのことばかり考えていました。それこそうちに緑のカーテン
となって木陰を作ってくれていたので、これが全部枯れ木になったらショックだなと。
３日後、隣の敷地まで行って剪定してみるとなんとか生きている様子。
どーもちゃんと同じく、自然の生命力のたくましさを感じたのでした。
ついでにその日、先延ばしになったいた誕生祝いもすることになり、ケーキを買い
に行きました。でも自分で注文しお金を払うのはちょっと変だったぞ。
自分でプレートに”ママへ”って書いてもらい、”４０”のキャンドルを頼むのって。
なんでここで自己申告しなきゃないけないの～～
ともあれ家族とともに迎えられ、ついでにネコもバラも無事ならそれ以上のことはないです。
なんかすごく地に足着いてる感じで幸せ感じた。

それとは逆に夢のような瞬間もたくさん経験した３０代でした。
最近ようやく届いた５月の発表会の写真をジョニーとのツーショット写真とともに飾って
みたのですが、冥土の土産？というか戦利品というか、宝物です。
なんて美しく華やかな夢だったのだろう。
そう”夢”だったのです。結局成就しなかったビター＆スイートな夢。
ジョニーの花道が見たい、もっと舞台で花をもたしてもらいたい、という私の野心は叶わなかった。
でもジョニーやダンスにフォーカスした月日は本当にすばらしい時間だった。
トリノで見た「白鳥」の美しさ、２００７～８シーズンの復活劇、そしてオリンピック
シーズンで見せた最後の闘い。それらは今となってはひとつのストーリーです。
神宮のスケート場や新横浜、朱鷺メッセ、成田空港で遭遇したときの写真は宝物です。
３０～３９まで計７回出演したジャズスタジオの発表会も自分には夢のような出来事。
３０代にしてダンスにはまるとはまったく予期していなかった。
バレリーナーになりたいなんて夢は抱いたことはなかったし、バレエに未練もなかった。
それが職場近くということでダンナとハマリ、仕事はとっくにやめたというのに通い続ける
ことになるとは。そしてその舞台とも今回限りで去ることを決意することになるとは。
これも自分にとってはもはやひとつのストーリー。美しく、華やかな夢物語です。

４０代はどんなストーリーが待っているのだろう。ジョニーのことも、発表会のことも
あまりにすばらし過ぎてなんかもうそれ以上ってない気がする。
とりあえず私は今の仕事大切にしたいし、それとバレエ＆トウシューズは最後の野望
ということで続けていきたい。早速夜のレッスンにも通い始めたし、懲りないヤツです。
学校のサークルも頑張って行ったよ～。あまりに休みすぎたのでもうフェイドアウトしてしま
おうかと魔が差したけど、いやいや初心に戻れとばかりに。幼児グループに変わるママ友
作りとか、小学校との接点とか、そんなもん求めたんじゃなかったっけ？
もうひとつ、サッカーママじゃないけど、子供を応援っていうのもいいかなって。
習い事は時間的経済的に増やしたくないので、なにか学校のクラブ活動にトライしたらどうかと。
受験勉強とかゲームに費やすより、健全な気がする。その中で仲間を作って欲しいし、
何より自分にとっての”何かひとつ”を見つけて欲しいなと。親の勝手なドリームですが、
少しはそういうことにも時間を使いたいなって思うのでした。