実家の猫 [猫]
昨日、実家の猫のフミちゃんが亡くなりました。おそらく人間の歳でいうと100歳以上の
長寿をまっとうしました。
私たちが中学生の頃拾ってきた子猫が、私たちが結婚しまた子供を産む年に
なるまで生きていようとは想像もしませんでした。
(数年前のフミちゃんです)
こんなに長生きした猫はいままでの長い猫歴振り返ってもこの子が初めて。
他の猫たちがみな親兄弟セットで外で飼っていたのに対し、この子は
最初から一匹だけ家猫として大切に大切に育てられたからかもしれません。
親兄弟の記憶がないためか自分を猫と思っていない節があり、
私のことなんて完全に目下扱いでじゃれたり噛み付いたり、ちっとも
懐いてくれなかった。そのうち私が家庭をもち、自分自身で猫を飼いはじめ
たので、実家の猫は完全に過去の存在になっていました。
でもフミちゃんは全然衰えることなく、いつ帰ってもそこら辺にいる老猫
と化していきました。なんかこの猫は永遠に生きてるんじゃないかと錯覚
してしまうくらい、骨と皮ばかりになってもかくしゃくとしてました。
ほんの一週間前までは食欲もあって階段上ったりもしてたんです。
だけど数日前からお腹をこわしたかなにかで食欲がなくなり、次第に身動きが
できなくなり、先日子供を迎えに行ったとき「多分もう見納めだよ」と言われました。
そして昨日の日曜日、両親が教会に行っている間に息を引き取ったようです。
猫は死に際を見せないですから。
今朝、火葬場に行く前にひと目でもと実家に行ってきまいた。
遺体の様子からあまり苦しんだ様子はなくホッとしました。
丸くなったまま薄く目を開けてそのまま冷たくなっていました。
肉球が色を失っていました。本当に老衰で死ぬってこういうかんじ
なのでしょう。ひとつひとつの感覚がなくなっていっていくような死
だったのだと思う。
両親も「もう十分満足しただろう」とサバサバしていました。
でもペットロスって言葉があるように、ペットを失う喪失感って意外と
大きいから、うちの両親も多分その存在がいないという事実に馴れる
のに時間がかかると思う。私にとっても人生の半分以上をともに過ごした
猫だったので、もうその子がいない時間が流れてるという現実が寂しいです。
ペットを看取るって生き物を飼う上ではさけて通れない試練なんですよね。
でもフミちゃんはほんと大往生だった。幸福な結末だったと思う。
長寿をまっとうしました。
私たちが中学生の頃拾ってきた子猫が、私たちが結婚しまた子供を産む年に
なるまで生きていようとは想像もしませんでした。
(数年前のフミちゃんです)
こんなに長生きした猫はいままでの長い猫歴振り返ってもこの子が初めて。
他の猫たちがみな親兄弟セットで外で飼っていたのに対し、この子は
最初から一匹だけ家猫として大切に大切に育てられたからかもしれません。
親兄弟の記憶がないためか自分を猫と思っていない節があり、
私のことなんて完全に目下扱いでじゃれたり噛み付いたり、ちっとも
懐いてくれなかった。そのうち私が家庭をもち、自分自身で猫を飼いはじめ
たので、実家の猫は完全に過去の存在になっていました。
でもフミちゃんは全然衰えることなく、いつ帰ってもそこら辺にいる老猫
と化していきました。なんかこの猫は永遠に生きてるんじゃないかと錯覚
してしまうくらい、骨と皮ばかりになってもかくしゃくとしてました。
ほんの一週間前までは食欲もあって階段上ったりもしてたんです。
だけど数日前からお腹をこわしたかなにかで食欲がなくなり、次第に身動きが
できなくなり、先日子供を迎えに行ったとき「多分もう見納めだよ」と言われました。
そして昨日の日曜日、両親が教会に行っている間に息を引き取ったようです。
猫は死に際を見せないですから。
今朝、火葬場に行く前にひと目でもと実家に行ってきまいた。
遺体の様子からあまり苦しんだ様子はなくホッとしました。
丸くなったまま薄く目を開けてそのまま冷たくなっていました。
肉球が色を失っていました。本当に老衰で死ぬってこういうかんじ
なのでしょう。ひとつひとつの感覚がなくなっていっていくような死
だったのだと思う。
両親も「もう十分満足しただろう」とサバサバしていました。
でもペットロスって言葉があるように、ペットを失う喪失感って意外と
大きいから、うちの両親も多分その存在がいないという事実に馴れる
のに時間がかかると思う。私にとっても人生の半分以上をともに過ごした
猫だったので、もうその子がいない時間が流れてるという現実が寂しいです。
ペットを看取るって生き物を飼う上ではさけて通れない試練なんですよね。
でもフミちゃんはほんと大往生だった。幸福な結末だったと思う。
2008-10-20 21:33
コメント(2)
今朝メールもらった時は、めちゃくちゃショックだったよ;;
私も今日の夜実家行ってきた。
いつもフミのこと気になっててお母さんに聞いてたんだけど
いつも元気だよ、って言ってたから安心してたんだ。
今日お母さんに、どうして死ぬ前に教えてくれなかったの?って
言ったら、「ネコの死ぬとこ見てどうすんの?」ってあっけらかんと
言われたから、まぁお母さん達にとってはそんなに特別なことじゃな
かったのかもね。それよりか幸せなネコだった、ってずっと言ってた。
お父さんなんてフミが最後に寝ていた、ねこつぐらを
汚いから捨てようとか言ってて、未練ないのか、とか思ったけど^^;
思えば変わり者(?)の多い家族の中で、唯一の癒しの存在だったよね。
まだお父さんが働いてた頃は、毎晩フミがお相伴してあげてたんだよね。
私達がしなかった親孝行をしてくれてた。100歳過ぎても甘えんぼの
子猫みたくてかわいかった。23年間、激動(?)のY家をずっと
見つめてきたネコだった。
私が拾ってきたネコなのに、結婚してからはほとんど会いに行って
なかったよなぁ・・・なんかこのままず~っと生きてくような気がして
たんだよね。でもお母さん達は毎日介護(?)してたから
その日が近づいていることもわかっていただろうから覚悟もとっくに
出来てたんだよね。
そういえば覚えてる?ジャムちゃんが亡くなったのもこの時期
だったんだよね。私はよく覚えてるんだ。3畳でね。
その後にあった出来事もね・・・
フミにはずっと会ってなかったから、今もどこかで生きてるような
気がしてならない。お母さんが恋しくていつもフミフミしている姿が
目に焼きついてる。きっとウチの両親にすごく感謝してると思う。
本当に幸せなネコだったね(;;)
長々とゴメンね~m(_ _)m
by mari (2008-10-21 01:49)
うちの親ってまったくさあ、、、
私たちの猫でもあるんだから亡骸に合わせてくれてもよさそうだよね。
私が駆けつけたときもお父さんときたら「もう満足だろ(↑上記)タクシー
呼んだから行くぞって」ってとっとと出かけようとするから、慌てて玄関先
で写真とったんだよ。一応お花とか買って行ったのに、、
でも変な言い方だけど、たかが猫って考えるべきなんだと思う。
その家庭の日常に完全に溶けこんで生活して、その生も死も日常生活
の延長線上にあっていいんだよ、きっと。
人間並の医療行為とか葬儀とかっていらないと思う。
たかが猫、でもこの猫も我が家の守護神してくれてたんだと思う。
うちの両親には感謝してると思うしね。
by おこじょ (2008-10-21 12:55)