SSブログ

読書の秋 [絵本]

先日は年に一度の小学校の絵本サークルの大舞台、読書集会でした。

今年の演目は斎藤隆介作の絵本「花さき山」。
切り絵のような挿絵が有名で、「モチモチの木」が代表作です。
今回は20年前の作品を当時のメンバーの方の協力のもとリバイバル上映
することになりました。


人物はブラックライト、背景はOHPを使うことでまるで舞台上に絵本を
開いたような絵柄になります。

練習風景↓
P_20171025_085008.jpg
ストーリーは「走れメロス」や「くもの糸」などのようなクライマックス
はなく、やまんばが村娘のあやに語りかける口調で淡々と綴られています。
”善い行いをすると山奥でひっそりと花が咲く”というのがその内容です。
メッセージがはっきりしているので小学生向きの内容かと。
山場のない内容ですがそこは演出でカバー。
物語中盤の幼い双子の兄弟の兄が流した涙が青い花にポタリと落ちるシーン
は本当に花の上に涙のしずくがポタリと落ちていく動きを作りました。
その動きを静寂の中で行い→暗転→OHPで背景+音楽を入れると
単調な物語に盛り上がりが生まれます。実際OHPが入ったときは子供たち
は素直にどよめいてくれました(笑)

バレエの本番もそうなのだけど、私はこの本番の舞台上の静けさが好きです。
練習以上に落ち着いていてまわりの仲間の気配や雨音が弱まったことまで
感じることができました。いつも本番は静寂なまま終わる感じ。思っていた
ようなトラブルなどはほぼ杞憂に終わるのです。
絵本の読み聞かせが好きというよりこういう舞台を作っていく過程が好きです。
原稿の読み起こしからはじまり、夏の暑い時期に人物のパネルの塗りなおしをしたり、
二学期に入ってからは体育館の舞台での練習に入り、いつもそこで暑い暑いから寒い寒い
へと季節の移り変わりを実感するのでした。

現役、OGあるいはゲストの助っ人まで巻き込んでの大舞台なのでその後の打ち上げ
も年に一度レストランを予約して行います。基本みんな黒子なので黒装束の
怪しい集団ですが(汗)私もすでにOGですがここではなにせ20年前のOGさん
もいるわけで幅広い年代が入り混じっての懇親会となります。それも楽しい。
んで常々思うのは小学校時代のママ友が一番気の置けない仲間だなということ。
幼稚園時代は地域的に割とセレブな人たちが多かったので服装とかよくハズした
んだよね。ここでは馴染んでます。いつもの服でOK。家族旅行は海外という家庭
もないので罪悪感?感じることもない。


さてこちらは11月休み時間の読み聞かせで読む絵本の候補たち。
PA202883.JPG
”秋”をテーマに選んでみました。

それからこちらは職場で発見した本。
PA202885.JPG
ロザムンド・ピルチャーの新作。すでに故人と思いきやまだまだご存命?
でもこの作品は若いころの作品の翻訳みたいです。日本で出版されている翻訳は
読みつくしてしまい、数年に一度くらいおとづれるブーム再来の際に読み直したりして
いたので新作が出るとは嬉しい驚きでした。


、、、さて私の心はすでに今週末の中学校の修学旅行のことでいっぱいです。
大雨に見舞われた小学校の修学旅行のリベンジと思いきや今回も台風接近の予報。
今日のこの秋晴れが恨めしいです[たらーっ(汗)]



コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。