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実家とか親とか猫のこととか [猫]

ジェーン・スーの著作のタイトル文字ってみた。
色々しょっぱい話です。


「実家のご両親の家にもらって欲しい猫がいる」と言われたのは何か月か前の譲渡会での
ことだった。どこかの高齢者が飼えなくなった猫で、脱走対策はいいからもらってくれる
だけでいい、という話だったけど、私もどんな猫かもわからずいいですよとは言えず、
「ブログに書いて下さい。検討しますから」と答えた。
その時まで「ご実家に猫どう?」って勧められても「母親は父親がいなくなったら飼うって
言ってます」ってはぐらかしていたけど、そういう言葉って言霊になりそうでやはり口
にすべきでないと反省した。んで、その言葉を打ち消すためにも、両親に長生きしてもらう
ために猫を飼おうって改めて思った。
猫がいれば会話も生まれるだろうし、何より二人の男の世話するより母は楽しいよねって
思った。
今までずっと猫を飼っていた家なので猫の世話くらいできるだろうし、兄もいるし、いざと
なったら私が引き取ればいいと思った。幸い実家近くに猫ホテルつきの動物病院が開業したりで、
無理な話ではないと思った。

でもその保護主さんのブログにはその猫のことらしき記事はなく、聞けばなかり高齢の猫
らしく、だったらその子を押し付けられる前に自分でふさわしい子探そうと、サキちゃん
さくらちゃんの保護主さんのブログにいった。んでこの子びったりじゃない?と思った子が
この子↓

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(保護主さん撮影)

サキちゃんと同じく3歳くらいのメスの赤サビちゃんで、捕獲されたときは
すでに避妊手術済だったそう。性格は穏やかで人慣れ抜群。むっちりボディであまり遊ぶタイプで
はないそう。まさに高齢者にぴったり♡っと思った。見た目も初代猫のトラちゃんによく似ていて、
母も心を動かされるんじゃないかと思った。

サキちゃんの保護主さんのブログには保護猫部屋の毎日の様子が綴られていて、その子の性格がよく
わかって楽しいのです。その逆が上記の保護主さん(二人は同じボラ仲間)のブログで、この方は
猫の捕獲活動&給餌活動に精を出していてその様子はよくわかるのだけど、保護猫部屋の様子が
まったくわからず。あの子やこの子はどうしているの?ってその後の様子がわからないのです。
ちなみに捕獲活動の記録はばっちりなので、この方のブログを読むとサキちゃんさくらちゃん、
赤サビちゃんの生い立ちがわかります。そういう意味では大変興味深いのだけど、やはりPR
していかないと猫は増える一方で減ってかない。

とりあえず親たちに譲渡会を見てもらおうと翌月の譲渡会を予約。でも肝心の母はきてくれず、
来たのは父親だけで、しかもせっかく時間通りに高齢の父親が来てくれたのに、その保護主さん
ノータッチ。もっと具体的に話てくれるものと思っていたのに、私がいたせいか父親がとっつき
にくいオーラを放っていたのか一切具体的な話はしてくれなかった。その後、兄もやってきたの
だけど、やはりとっつきにくいオーラが出ていたのかみんなスルー。
こういう保護猫ポランティアってどうしても女同士でワイワイな雰囲気なんだよね、、、。女性や
若者には色々説明するんだけど、高齢者や男性って苦手なんだろうか、、、それとも私?!私が原因
の?!
母親も以前、この譲渡会には来ているのだけど、ちょっと認知症入ってるため自分が何しにきている
のかあまりわかってなくて、猫見ても興味なさそうで、、(泣)

そんなこんなで話は進ます、私は毎週せっせと赤サビちゃんの写真コビーして実家にもっていってアピ
ールするも実家が準備を始める様子もなく。ちなみに父親は猫飼うのはOKなのです。母は「お父さん
が反対するから」って言うけど、その辺はクリアできてる。ただ父親曰く問題は兄で、兄が部屋を片づ
けたら猫を飼ってもいいという条件を出しているらしい。
、、、この兄がいわゆる大人のADHDのケがあってリビングは兄の本やらCDで埋め尽くされている有様
なのです。いわゆるバリケードなんです、兄にとっての。自分のテリトリーを守るためのバリケード。
確かにこの状態は保護主さんも驚くだろうなあ、、、。
でも断っておくけど、けしてうちの実家は「汚宅」ではありません。母はきれい好きだし、ADHDの人
って潔癖のケもあるので。ただ、リビングは兄の本がバリケード状態になっていて、父母の寝室のある
二階は母のもので古色蒼然としていて、このうえ脱走対策はどうすりゃいいの?ってことが問題なので
す。マンションだったらともかくこういう古い一戸建てに窓やドアのひとつひとつに脱走対策を施すの
は到底無理。
しかも高齢者なので、むしろこれからバリアフリーにしてかなきゃいけないくらいなのにそんな障害物
で開閉できない状態にしたらケガするよね。

ただうちもそうだったけど、ぶっちゃけ譲渡のときのみ脱走対策してそのあとは外して生活すれば
いいじゃんって思ってる。野良猫出身の子ならともかく、保護猫って臆病だから外に出ようとしたり
しないし。っていうか例えばペットショップ出身の子とか他の保護活動してるところからもらった子
とか、全然脱走対策なしで飼ってるよ(汗)
だったら他でもらえって話だけど、私がここの猫を勧めるのはサキちゃんさくらちゃんがとっても
飼いやすいいい子だから。以前飼っていた子たちと比べ、ほんとに飼いやすい子たちなのです。
特にさくらちゃんは家猫修行の行き届いた猫で、人間の食べ物は欲しがらない、机やベットの上には
乗らない爪とぎは所定の場所、という飼い猫の鏡のような猫。二匹とも吐かないしトイレも問題なし。
病院知らずが一番ありがたい。絶対野良猫上がりの子やペットショップの子より賢く、丈夫で飼いやす
いと思うのです。高齢者なので世話のかからない子がいいと思ったのです。3歳なら子猫でもシニア猫
でもないので一番手がかからないと思うし、人間だって長生きだからもしかしたら余生をずっと一緒に
過ごせるかもしれない。そう私はよかれと思って赤サビちゃんを勧めるのです。

ただ毎日仕事にいってる兄が部屋を片づける様子はなく、父に至っては猫は自分たちで選ぶっていう
し、、、私は私で赤サビちゃんの保護主さんにはうちの実家の話をしているので、なんとなくキープ
している状態になっていました。

そんな時にこのお二人の保護主さんの保護猫ちゃんたちが次々にFIPを発症してしまい。FIP
(猫伝染性腹膜炎)については以前、サキちゃんのところで書きましたが、猫コロナウィルスが突然
変異して腹膜炎を起こし、その当時で致死率は100%、治療法はなく、数日で死に至る病気でした。
私のときも譲渡されてすぐの時だったけど、この保護主さんの猫も譲渡してすぐ発症し、里親さんから
返されたそうなのです、、、
里親さん、責められないよね。私も返したいって思ったから。その時も書いたけど、老猫が年取って
弱っていくのは受け入れられても、子猫が弱って姿はみたくないし、私が悲しむ様子を家族に見せら
れないと思った。幸いサキちゃんは陰性で元気にして今に至りますが、その子を返却した里親さん
の気持ち、出戻って保護部屋で闘病生活を送っているその子の様子に心が痛んだ。
幸い、この病気には新薬がでて、なんと今では治る病気になったのですが、まだ無認可の薬である
ため投薬に100万かかるそう。んでファンドを募ったところあっという間に目標金額に達し、
喜んでいたのときに今度はサキちゃんさくらちゃんの保護主さんのところでFIPが発症してしまい。
いくら費用の工面がついたにしても、一日一回の投薬を80日間ってほんとに大変な作業だと思った。
一粒1万もする薬を確実に投薬するのって責任重すぎる。私は保護主さんの心中を思って「赤サビ
ちゃん良かったらうちでもらいましょうか?」って申し出たのでした。
少しでもこの方たちの負担が減るのではないかと考えて。

この方々の保護活動をサポートしているポランティアさんてたくさんいて、子猫にミルクをあげる
「ミルクボランティア」、車出しのお手伝いをする「運転ポランティア」、家で保護猫を一時的に
預かる「預かりボランティア」など、いろんな形で支援しています。
ちなみに私にこれらの活動している方々を紹介してくれ、サキちゃんさくらちゃんをもらうきっかけを
作ってくれたバレエ友さんは本業はフリーライターで、これらの活動をPRしたり、譲渡会やチャリテ
ィーイベントを企画する仕事もしています。
その他にもアマゾンの「欲しい物リスト」で支援物資を募ったり、色々お手伝いできるのですが、私
たちがやってる支援は毎回譲渡会にキャットフードの差し入れしたり、このバレエ友さんの企画する
イベントのお手伝いしたり、それはそれでとても楽しく参加させてもらっていました。
もちろんFIPの治療費のファンドにも加わりました。
そのうえで自分たちにできることは何かを考えて、「あと一匹ならうちで飼える」と思い、だったら
椿ちゃんと思っての申し出でした。マンションで預かりとか無理だし、車ないし、でも今は旦那リモ
ートなのでなので留守にすることはない。もともと3匹いたのでキャパはある。
すぐに車借りて、ホームセンター行ってケージと避難用キャリーバック、猫トイレも追加で買って、
保護主さんにも連絡しました。翌日が譲渡会だったのでそこで譲渡してもらえばお互い負担は少ない
と思い。そう、何もかも良かれと思って行動したのです。

ところがホームセンターからメールしたものの「既読」になったきり、返信がかこない。
とりあえず、ケージを玄関まで運んだものの、返信がないためそのまま梱包したままの状態で放置。
その後きた返信には「サキちゃんとさくらちゃんは新入りに優しくないので心配です」と書かれてあり
ました。、、、、すっごく心外でした。正直二つ返事で喜んでくれるばかり思っていたので。、、、
つうか、新人に優しい動物っていないよ普通。普通初対面はシャーよ。新人に優しい猫って、、、
どんな反応するの?、、、つうかサキちゃんがそこにいたのって生後6か月くらいまでだったので、
サキちゃんが他の子と会った経験ってほんとに数回だと思うのですよ。子猫のサキちゃんが新しくきた
子にシャーするのは仕方ないよね?そもそも先住猫との相性を見るためトライアルじゃないの?

昔、おこじょちゃんがいた時、私は新しく猫を飼おうなんて考えなかった。おこじょちゃんはすでに
おばあちゃん猫だったし、どーもちゃんとも仲良しじゃなかったので一人がいいのだと思った。
新しい猫なんてストレスにしかならないと思った。
でもこの子たちはまだ若いし、椿ちゃんだって子猫じゃない。お互いつかず離れずやっていくと思う
のです。猫ってそういう生き物だから。おこじょちゃんとどーもちゃんも、サキちゃんとさくらちゃん
も、仲良しじゃないけど、お互い距離感もって生活してます。
それでも私は多頭飼いがいいと思ってる。いつどんな時も独りぼっちじゃないって心強いよね?
猫同士、動物同士仲間がいるっていいことだよ?たとえ保護主さんの言う通り、さくらちゃんや赤サビ
ちゃんは一人っ子タイプの猫だとしても、それでも貰い手がなくて保護部屋にいるより、他の子とセッ
トでもずっとのおうちがいいと思う。
兄弟、親子を離すのはなしだけど、他人猫一緒に飼うのはありだと思うんだけど、、、

で、「明日の譲渡会で直接お話しましょう」とのことだったので、予約とっていつものように支援物資
持っていきました。でもやはり意見は変わらず「サキちゃんやさくらちゃんの体調が悪くなるかもしれ
ない」「断るなら今」と言われました。
もうひとりの保護主さんともお話するつもりだったけど、最後まで他の方と話していて(父の時もそう
だった)じゃあ後で連絡しますということになって、ライン交換して帰ったのだけど、そのライン、
既読のままいっさい連絡がきません。

ここまできて思ったのは「本当の理由は何?」ということです。うん、私だって理由は他にあるんだ
と感じた。問題は私なのか?って父が来たときも一切スルーだったのも問題は私なのか?って。
そもそも「実家の方にこの猫どう?」ってこの方に呼び止められてのがきっかけだった。
その時「ブログに書いてください」って返事したけど、書いてくれなかったので他の猫を選んだ。
次の譲渡会に父を連れて行ったけど、その時から完全に私のことはスルーなんだよね。なんでだろ?
ちなみにこのご時世、この譲渡会にかかわるほとんどのボランティアさんたちとはSNSでつながって
ます。イベントのときのみ参加する作家さんたちもみなインスタやってるので、みんななんとなく
私生活がバレてる(笑)私のこともみな知ってるわけです。サキちゃんさくらちゃんのママで夫婦で
インスタやってる人って。
全部、オープンにしてるだけに「私の何が問題なんですか?」って聞きたい。主催者であるバレエ友
さんに「ほんとのところ何が問題なの?」って聞きたい。彼女とも100%意見があうわけじゃない
ので、逆に何でも言ってくれそうな気がする。多分彼女、どっちの味方でもないと思うので。

実家の方も毎週行くのだけど、毎週堂々巡りよ。私「赤サビちゃん待ってるよ」母「私はいつでもいい
んど、お父さんが」父「○○(兄)が部屋を片付けたらと約束している」兄(不在)
まるでなんかの不条理劇を見ているかのように話が通じない家族なのです。いや昔からそうだった。
私の思い通りなんかにはならなかった。この部屋から兄の本がなくなって、なおかつ脱走対策を施すな
んて、もう実現不可能なことのように思えてきた。私のなかでは赤サビちゃんを抱っこする母の姿まで
浮かんでいたけど、残念ながら実家は実家、親は親だ。

、、、私、本当に良くわからないのだけど、トライアルを断った覚えはないので、いくらむこうから
返信こなくても、この話は無効にはなっていないはずなのよ。いやなんの返信もよこさないって社会人
としてどうなの?って思う。ブログを読んでいるといると今まで沢山の里親さんとトラブってきたみた
いけど、自分たちの正しさ主張するならなおのこと、問題は何なのかはっきり言って欲しい。こっちだ
って言いだしたからには理由もなく「やっぱりやめます」は言えないわけで。

私としては本当にこんなことになるなんて思ってもいなくて、赤サビちゃんの賢そうな緑色の目を見た
ら、実家に福をもたらしてくれるのではないかと思ってしまったんだよね。んで兄あたりがもう少しそ
の気になってくれるかと。んで保護主さんも高齢者ということでもう少し寛大に対応してれるかと期待
したんだよね。脱走対策は戸建てにはハードル高過ぎ。
んでうちならどうかと申し出たわけだけど、喜んでくれるどころか返信もないってどういうこと?
里親募集とか預かりボランティア募集とか言いながら、この人はダメあの家はダメ、あの猫はダメって、、、、基準はなんなんですか?どんな家もケージの中よりマシだと私は思うのだけど。

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赤サビちゃんは来るのかにゃ?byサキ


タグ:サキ
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