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それでも猫が好き [猫]

岩合さんの写真展とロイヤルバレエシネマを見に行きました。
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(バレエの話はまた後日)

「ねこ歩き」で有名な岩合さん、ついに映画監督?
うちには「ねことじいちゃん」の原作あるんですが。
確かに日本のどこかの”猫の島”は岩合さんの写真ではよくテーマになってる。
新鮮なお魚で丸々太った野良ちゃんたちはいかにも野性な感じで、目つきからして家猫とは全然違う。
国内でも海外でも岩合さんのテーマは野性の猫たちの生態だものね。人間化した家猫たちの姿は
岩合さんのテーマではない。そしてもはや日本の都市では野良猫の姿はめったに見かけられない。

昔、実家で飼っていた初代猫たちも私が結婚してすぐ飼い始めた先代猫のおこじょちゃんたちも、
みんなみんな野良出身でした。拾った猫もいますが、ほとんどは庭やベランダで餌付けしたのが始まり
で、そのうちみな外猫から家猫に昇格していきました。なのでこの子達にはみな”野性”がありました。
所沢時代、おかあちゃんはよく鳥類を捕獲してきた。こちらに越してきてからはどーもちゃんは爬虫類
系、ヤモリやらカナヘビやらをお土産に持ってきた。人間が食べる焼き魚とか手羽先にも目がなかった。
食い意地張ってないおこじょちゃんもレジ袋を漁るクセがありました。
この子達は野良猫かあさんにしっかり野良猫教育されてたんだと思う。

今いるさくらちゃんとサキちゃんももと野良猫だけど、保護主さんのところで家猫修行してきてる。
特にさくらちゃんはごはんもあげるまで欲しがらないし、テーブルにも乗らないし、爪とぎも所定
の場所以外ではやらないほんとに飼い猫の鏡[ぴかぴか(新しい)]でもなんというかそういところが全然猫らしく
ないというか、ここを仮の宿だと思っている節がある。
サキちゃんはまだ子猫でいたずらっ子で何でも食べちゃうけど、食べ物じゃなくておもちゃなんだよね。

昔、おこじょちゃんを初めて獣医に連れて行こうとダンボールに入れたら、数秒でダンボール破壊し
て逃走した。獣医でもものすごい抵抗されて私も獣医さんも傷だらけになった。
でもサキちゃんはネットに入れちゃうともうにゃあとも言わないの。
そのうちそれが保護猫生活で身についたあきらめの気持ちなんだと気づいた。里親会なんか見てると
もうみなあきらめの境地で存在消してるの。ケージに入れられたらもう無抵抗。そういう猫の姿も
初めて見た。

私が子供のころや所沢時代は野良猫は普通にウロウロしてた。でも今私が住んでる駅近くの集合住宅
地区では野良猫の姿は滅多に見かけない。それもそのはず、私が一度近くの集合住宅に住みついた
迷い猫に餌をやったら、次の日にはもうその場所に「野良猫に餌をやらないでください」って張り紙
された。うちのマンションでも私が猫を庭に出すようになったら隣の家の人に庭の境界線塞がれたので、
その家族が引っ越ししていったときには心からホッとした。
動物嫌い、清潔好き、それと他人と関わりたくないという都会人が多いんだろうなきっと。
更に昔は保護猫とかいなかった。私もサキちゃんたちをもらうときネットでそういうボランティア活
動を初めて知った。そういう方々の捕獲・避妊・里親探し活動のおかげで野良猫を見かけなくなったんだ
と納得した。

そういう保護主さんやら保護猫をもらい受けた人たちがものすごく猫を大事に飼っていることを
インスタで知って驚いた。それこそ人間の子供のように可愛がり、人間の老人のように介護してるんです。
猫の健康診断、猫ドック、サプリメント、療養食、注射や点滴といった家庭での医療行為も私の知らない
ことばかり。私は今まで猫飼っててそこまでしてこなかったんだよね。食事も国産品を心掛けるくらいで。
どーもちゃんもおこじょちゃんも最後は検査や治療を勧められたけど、対処療法のみで自宅で看取った。
これらのインスタ読むともっと自宅できたことがあったんじゃないかと悲しくなった。
でも同時にやっぱり私はそこまで尽くせないって思った。色んなバランスのためにも。
生活とのバランス、家族とのバランス、家計のバランス、そして精神のバランスのためにも。



私はサキちゃんのコロナウィルス騒ぎのとき、ほとほと疲れたんだよね。色んな獣医にあれこれ違うこと
言われて逆にどうしたらいいのかわからなくなった。んでしばらく獣医はお休みしようって思った。
サキちゃんもすっかり私のこと警戒するようになってしまったので、ケージも何もかもしまって、いやが
る薬もやめた。しばらく緊張しながらサキちゃんの顔色伺っていたけど、その後異変もなく年を越すこと
ができた。それどころかサキちゃんが思ったとおりのやんちゃな健康優良児だってことがわかってきた。
この毛並みの良さ、機敏さ、好奇心、食欲、鼻の湿り具合といい、病気のわけないよね?
さくらちゃんの息子のプラム君がFIPで亡くなった話を聞いたばかりに、私が早とちりしたんだと。
つうか獣医さんこそ数値や検査結果でなく、この子の全身状態見るべきではなかったの?

FIP=猫伝染性腹膜炎は多頭飼い(過密状態)すると感染リスクが高まり、特に避妊や去勢手術が引き金
になることがあると、そして治療法がないことを最初に行ったベテラン獣医さんに聞きました。
誰もが持っているコロナウィルスをFIPに変異させないためにはとにかくストレスを与えないということ
はネットで知った。
ネットで見かけた予防法は「太らせる(栄養をつける)」「なんでも食べられるようにする(何も食べ
なくなったときのために。あるいは薬を飲ませるときのために)」「夢中なるおもちゃがある(遊んであげる)」「暑さ寒さの調節」「避妊・去勢手術は成長してから」ということでした。
それはつまり動物らしく、自然に近い姿で飼うということなのでは?
今から思えばサキちゃん、避妊手術に引っ越しが成長期に重なって、ホルモンバランスが崩れたたんじゃない
かと。今落ち着いて考えてみて、自分も情報の波に自分を見失わないようにしようって思った。
過剰な医療行為はしないと決めた自分の選択を信じる。
この子達のもつ動物の自然治癒力をもっと信じていいんじゃないかと。
猫のいない人生なんて私には考えられないのだから。

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春はもうすぐ[かわいい]


タグ:サキ さくら
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