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’08ワールド 男子 [フィギュア・スケート]

ず~っとネット落ちしていてやっと復活です。完全乗り遅れました。
放映一回見たきりで、それ以前の情報もその後の情報なにも知らないので
観たまんまの感想です。

今の気持ちは、、、とても満たされています!
今回の結果に、このシーズン全体にとても満足しています。
願いが叶えられた、そんな気持ちでいっぱいです。

とりあえず、試合前から念じていたことは、とにかく「表彰台」
とただそれだけでした。本当にただそれだけを強く願っていました。
それに今シーズンの試合を観ていて、ジョニーの表彰台はけして夢ではない
と感じてました。
だからここで獲らずにいつ獲る?って思っていました。

なので今回の結果はとても妥当な結果であったと満足してます。
予想通りでなかったのはジョニー以外の選手たちで、、、
本当に読めなかった。GPFのチャンピオンもヨロ選のチャンピオンも
四大陸のチャンピオンも表彰台にいないなんて。

SP終了時点でトップにたつことがジョニーが表彰台に残れる必須条件
だと思っていました。それに彼のSPにはその力があると。
ジョニーの上にバトルがついたとき、バトルに負ける分には全然
悔しくないと思いました。彼のSPも同じくほんとにすばらしいと
思っていたから。その点でタイプの似た選手であると。
そしてこの展開はおもしろいぞって思いました。
金メダル候補としては2人とも伏兵扱いでしたよね。
2人ともスケーティングは美しいけど、勝負に弱い選手でしたから。
2人とも4回転を武器にできない選手だし。
この2人の対決なんて前代未聞ですごい興味をそそられました。

でも同時に2人がフリーに弱いことも知っていたので、けして手離しでは喜べな
かった。恐らく大会関係者もそう予想したと思う。
ジョニーもバトルもSP2位からメダル圏外へ脱落という悪夢があまりに鮮明で。
その他の選手たちの反撃にどれくらい耐えられるか、
考えただけでも恐ろしかった、、

フリーの滑走順を最初に見たとき、ジョニーが最終滑走でないことに安堵した。
最終滑走だけにはなってはいけないような気がしたので。
で、最終滑走のバトルは気の毒だと思った。

でも、フリー最終グループは波乱だった。
試合って、本当に蓋をあけるまでまったく予想できないですね。
好調と思われた選手が次々に試合の波に飲まれていく。
もうその流れを誰もどうすることもできなくて。
もしライサがいたらもっと違う展開になっただろうし。
今回は滑走順がかなり勝敗をわけたような気がします。結果的に。

ベルネルが10位と転落した凍りついた雰囲気の中でのジョニーの演技。
崩れるのを最小限にとどめた演技だったように思う。
良くも悪くも。4回転は両足着氷で、3-3は入らなかった。
でもその他は大きく崩れることなく、ジョニー自身諦めることなく
滑りきった。なんというか踏みとどまった感があった。
なんとかその時点でトップにたつ。
すごい微妙な雰囲気が流れた。

その中、高橋選手の演技。彼はあの時点で4回転を2回入れなければ
勝てないと想定して演技した。(樋口さんが言ってた)あとにランビやジュベ
がいたから。そして4回転にミスしたあげく、コンビネーションジャンプの
回数を誤って跳んだしまった(田村さんが言ってた)。なんか災難だと
しか思えない。本当にこういう展開誰が予想してた?
四大陸ではバトルに大差で優勝したんだよ。ひとり飛びぬけた感が
あった。なのに、、
その時点でもジョニーはトップに踏みとどまる。
やっぱりすごい微妙な雰囲気。

そしてランビの演技も不完全なまま終わる。ジョニーと同じくらい微妙な
出来だったけど、SP5位のツケが回って3位。
そしてここでジョニーのメダルが確定する。もうあとは色の問題。
すごい心臓が破れそうだった。後に控えているのが今シーズン不調
のジュベと、フリーで高得点稼げないバトルだったから。
でも慌てずに思った。あの演技で金はダメだって。ここでジョニーが金メダル
をとったらジョニーは後退してしまうって。

そして、試合の流れはここでガラリと変わる。
この時ほど滑走順の運不運を感じたことはなかった。
勝利の勝算を理解したジュベールのあの神演技。なんか人が変わったような
演技だった。血管ぶち切れるんじゃないかと言うほどの気合の入り方。
はっきり言って金メダル獲得した昨年の抑えた演技より、俄然盛り上がった。
すごかった。昨年ランビが見せたディフェンディングチャンピオンの底力を感じた。
でもSP6位だったし、、、もしかしてってまだ思っていた私。
でもここでジョニーは二位に。心臓に悪いよ、もう、、、

そしてその盛り上がった雰囲気の中、バトルの演技が始まる。
昨年とまったく同じ展開。でも、バトルは崩れなかった。
明言したとおり、4回転は入れてこなかった。完全に自分のペースで滑り
きった。
予想していない展開はまさにこの演技でした。私、バトルの完璧なフリーって
初めて観ました。ジャンプで乱れない彼は初めてでした。ランディングひとつ
乱れなかった。表彰台トップにたつ彼も初めてで、、泣けました。ファンじゃない
けど、泣けた。本当によいものを見せてもらったという感謝の思いで。
ワールド銀、オリンピック銅という輝かしい経歴のあるバトルはもう選手として
はピークを過ぎていると思ってました。でもここで彼はついに頂点を極めた。
伝説に残る演技だったと思う。私、ジョニーがこういうシチュエーションで、こう
いう神演技してくれる日を切望します。そしてその期待はバトルの今日の
勝利でかなり現実的に感じられるようになった。バトルやジョニーのようなタイプの選手
でも、今の採点方は十分に評価される。むしろそのような選手を評価しよう
という審査員たちのメッセージを感じた。

踊れる選手は強い。
踊れる選手にジャンプが入るともう敵なしだと改めて確信した。
4回転すら歯が立たなかった。
バトルもジョニーもそんな高得点プログラムでもないし、もともとPBも
他の選手より低い。
でもこういう大きな大会で、ドーンとPBを更新することもあるんだ。

だから、今回の結果、色々な意味で妥当だと思うし満足。
ワールドの表彰台というジョニーとっての大きな大きな壁をついに越えた。
銅メダルとうことで、ライサともタイだし。
あらゆる点で次に繋げられる結果だった。自国開催のワールドへ。
その先のバンクーバーへ。その頃、ジョニーは25歳。
でも25歳のバトルがこれだけのこと出来たんだもん。きっとジョニーも。

表彰台にいるジョニー。夢を見ているような気分でした。
願っていれば叶えられる。そのことを強く実感しました。
すごく実りのあるシーズンでした。振り返ると涙が出てしまうくらい
ジョニーは頑張ってくれた。
本当によい締めをしてくれました。力を与えてくれました。
この春は、しばらくは幸福な余韻に浸れそうです。

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コメント 4

mari

ジョニーとうとうワールドの表彰台に上がったね~~!!本当にうれしいね!
確かに納得のできる演技内容ではなかったかもしれないけど、全米の時の同点2位という
悔しさを思うと、たった1点差でも銅メダルを獲れたことは本当に素晴らしいと思う。
結果が全ての勝負の世界で、勝ち残った3人が表彰台に上がれたのだもんね。
ワールドの肩書きはその選手にとって一生付いて回る大切な記録だと思うし、
こんなにも素晴らしいスケーターなのに全米タイトル以外の肩書きがなかったのが
歯痒かったもんね。
昨日の最終グループを見てて、予想外の展開に見ているこっちも動揺してどうなっちゃ
うことかと思ったけど、表彰式でジョニーを見てたらもう全てどうでもよくなった。
去年の東京ワールドでは全く表彰台圏外でEXにすら出られなかった。そして
一大決心して強くなるための努力を厭わなかった。それは紛れもなくこの表彰台に
向かうためだった。GPシリーズでその復活を示してくれて、どれだけ幸せになれた
ファンがいたことか。全米の結果も悔しいものだったけど、ジョニーの満足感と
達成感がそれを上回ったし、次のワールドに繋がる素晴らしい演技だった。
その裏では想像以上の努力があったんだと思う。そしてそれが報われる瞬間の
表書式だった。バトルの優勝も本当にうれしいね。バトルファンの人が一緒に
表彰台に乗れたのがジョニーだったのがうれしいって言ってくれててすごくうれしかった。
2人のJ君はスケートの美しさで定評があったけど、なかなか4回転ジャンパーには
敵わなかったもんね。バトルの素晴らしい演技を見てたらやはりフィギュアは
美しいものだなぁと感動した。もちろんジャンプもすごくよかった。
どうなんだろうね。この結果は今後の男子シングルにおいて、いろいろ影響して
くるんだろうか・・・?クワドに挑戦することはリスクが伴い、そのリスクを
超えた人が勝つのは当然で、またリスクを超えられなかった人が落ちるのも然りだと思う。
ジョニーはきっとまだこの結果は通過点と思っているはずだから、これからもっともっと
上にいけるように頑張れると思う!

とにかくうれしいね!長年の夢が叶った!!
信じていれば必ず報われる!
この春は私も新しいことにチャレンジしちゃおっかなぁ~(^^)
いつもジョニーが背中を押してくれる。
ジョニー本当にありがとう!!そしておめでとう!!!

by mari (2008-03-23 23:38) 

おこじょ

一夜明けて、やっぱり喜びがこみあげてきます。今頃よそ様のサイト見てるのだけど、受け止めかた色々だね。私はとりあえず表彰台!しか頭になかったから、現実に表彰台上にいるジョニーが信じられなかった。演技内容とか言ってたらキリないと思うよ。あそこで3位に踏みとどまったのも、一点一点の積み重ねだもの。
私も俄然、力が沸いてきた。なんかこの春は追い風感じる。今日は一日
そんな気持ちで過ごせたよ。
by おこじょ (2008-03-23 23:52) 

札幌のカーチャ

おこじょ様,すごーくすてきな感想UPしてくれてありがとう!私はJ-SPO観てすぐ書いちゃったから,自分のブログの記事は今ではなんかちょっと違う…と思うこともあるんだけど,おこじょさんの記事読んだら,本当にジョニーの結果に納得できる!なんか男子の結果は自分の思い描いていたのと全く違う展開だったせいで,観てすぐは気持ちが整理できなくって。高橋選手やランビやベルネルの崩れ方があまりに意外で,気の毒で,結果を受け入れられなかった。みんながベストの演技をして,それでジョニーも表彰台!って勝手に思っていたんだよね。でも,ジョニーがあれだけがんばって,できるだけの滑りを見せて,なんとか今季の目標のワールドの表彰台っていう結果を出せたことがまずうれしいと,今は素直に思える。ジョニーがFSでベストの演技ができなかった理由はなんだったのかが気になるけど,結果はこう。mari様もおっしゃるとおり,ジョニー・ウィアー選手の初めての大きな肩書きになるタイトル。本当にうれしい。今年のジョニーのがんばりがあって,来季へ繋がる満足できる結果が残せたんだものね。ジョニーを支えて来たたくさんの人のがんばりも報われて,また来年への更なる飛躍への大きな一歩だものね。
おこじょ様がおっしゃるとおり,素晴らしい音楽性とスケーティングが持ち味のバトルが4回転無しでチャンピオンになれたことも,もっと喜ばなきゃと本当に思います。彼が評価されるような流れがジョニーへのこれからの評価にも繋がると思うから。ただ,同じような系統のスケーターであるバトルに先にチャンピオンになられたことは嬉しい反面,ちょっとは悔しいんだけどね。

by 札幌のカーチャ (2008-03-24 14:00) 

おこじょ

>カーチャさん
私も今自分の記事読んで冷や汗かいてます。勢いで書いたので。
そもそも私は全然プロトコルなどチェックしてないので片手落ちです。
よそ様のサイト見て色々発見があり、ちょっと揺れています。
でもそれは私たちが本当にジョニーを応援してるからこその
不満足であったり不安感であったりするのですよね。
なんだか、色々また書きたくなってしまったので、記事にしてみます!
EXもこれから見るので、また感想が変わるかもしれません!


by おこじょ (2008-03-24 20:38) 

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